【進路コラム】TEAP 試験の概要|大学Times

進路コラム【TEAP】

今回は、新しい英語能力判定試験であるTEAPについて紹介します。

TEAP(Test of English for Academic Purposes)とは、公益財団法人日本英語検定協会と上智大学が共同で開発した「アカデミック英語能力判定試験」のことです。日本の英語学習のあり方や方向性を示す意義を持つとともに、主に高校3年生を対象にした大学入試での利用が期待されています。
TEAPの問題は高等学校の学習指導要領で求められる英語学習を踏まえた設計となっており、難易度は英検準2級〜準1級程度の設定です。試験内容は、国内の大学で学習や研究をする際に必要とされる英語運用能力(「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能)を測ることに特化したものとなっています。
TEAPは合否を判定するものではなく、年3回(2014年は7月、9月、12月)設けられた試験を継続的に受けることで学習の効果測定を行える点が特徴的です。

試験の概要

TEAPで出題される問題は、文章理解力や論理的思考力といった、総合的な学力到達度を測るものとなっています。具体的には、大学教育で遭遇する語彙や場面、分野を想定し、英語での講義の受講や文献読解、発表などの際に有効なアカデミックな英語に特化した内容です。前述の4技能を正確に測定するため、TEAPの問題構成は多彩に設定されています。試験は下記の3つのパターンから構成され(ReadingとListeningは同時受験)、パターン1を基本セットとしています。出願する大学の求める要件や使用目的によって、選択するパターンが異なってきます。

試験の概要

また、各カテゴリー(Reading / Listening / Writing / Speaking)は、受験者の英語運用能力を正確に測ることができる良質な試験問題となっており、受験者の強みと弱みを明らかにすることができます。各カテゴリーの問題は下記のように構成されています(表1)。

試験の概要

TEAPの受験者には試験結果をまとめた成績表が発行されます。成績は「Score(スコア)」と「Band(バンド)」と呼ばれる2つの基準で評価され、さらに、今後の英語学習の一助となる、ウォッシュバック(波及効果)を目的としたフィードバックが記載されます。大学側は、入試や学力測定の際にスコアとバンドの両方を活用することができます。

成績表の内容(PDFが開きます)