【進路コラム】看護分野の学び なぜ新設ラッシュが起きているの?|大学Times

進路コラム【看護分野の学び】

近年、看護系の学部・学科を新設する大学が相次いでいます。2014年度は全国18大学(文部科学省所管外の防衛医科大学校を含む)で看護学科が誕生し、日本の全大学の3.3大学に1大学が看護学科を設置するまでになりました。

なぜ新設ラッシュが起きているの?

厚生労働省の「第七次看護職員需給見通しに関する検討会報告書」によると、2015年には看護職員(看護師、准看護師、保健師などの総称)の需要が約150.1万人であるのに対し供給は約148.6万人となり、約1.5万人が不足すると予測されています。求職者数が求人者数を下回るこの状況を受け、各地域における看護師不足に歯止めをかけるという地域貢献の意図から、看護学科の新設に乗り出す大学が増えているのです。そしてこの動向は、学生確保の点において大学側に大きなメリットをもたらします。入学者が定員割れする大学が増加し、2014年度入試では4年制私立大学の46%が定員割れとなる中(日本私立学校振興・共済事業団の調査結果より)、看護学科の入学定員充足率は高水準を保っています。さらに、看護学科は女子学生に人気が高い学科であることから、男子学生の比率が高い大学では女子学生の獲得によるキャンパスの活性化を視野に入れている場合もあるようです。