昭和大学が2021年4月、大学院保健医療学研究科に「遺伝カウンセリングコース」と「医学物理教育コース」を新設|The大学Times

昭和大学が2021年4月、大学院保健医療学研究科に「遺伝カウンセリングコース」と「医学物理教育コース」を新設大学通信 2020.10.7

遺伝カウンセリングコース
 認定遺伝カウンセラー(R)は、遺伝医療を必要としている患者や家族に適切な遺伝情報や社会の支援体制等を含むさまざまな情報提供を行い、心理的・社会的サポ−トを通して当事者の自律的な意思決定を支援する保健医療専門職。近年、出生前診断や遺伝性腫瘍、がんゲノム医療など、広く遺伝学的検査や診断が行われるようになってきた。それにより遺伝医療の臨床・研究に欠かせない遺伝カウンセリングの一端を担う認定遺伝カウンセラー(R)のチーム医療の一員としてのニーズが飛躍的に増している。
 認定遺伝カウンセラー(R)の受験資格は、認定養成課程を設置した大学院を修了することにより取得できる。同コースの1年目は、遺伝カウンセリング実践の基礎的知識となる人類遺伝学、遺伝カウンセリングの基本概念、家系図の作成方法、遺伝性疾患の診断や治療・管理といった臨床遺伝学、遺伝医療に関わる倫理的課題等を学ぶ。また、実際の遺伝学的検査に触れる演習や、事例を想定して遺伝カウンセリングに必要となる情報の収集や心理社会的問題を検討し、遺伝カウンセリングを実践するロールプレイ演習を行う。2年目は昭和大学病院での遺伝カウンセリング実習が始まり、臨床遺伝医療の第一線で活躍する医師や、認定遺伝カウンセラー(R)の指導のもと、カンファレンスや外来等に陪席し、臨床遺伝の実際を学ぶ。修了時は保健医療学修士が授与される。
 認定遺伝カウンセラー(R)となりうる基盤の職種としては看護師、保健師、助産師、臨床心理士、薬剤師、臨床検査技師などの医療専門職をはじめ、生物学・生化学などの遺伝医学研究者やその他の人文・社会福祉系などの専門職が考えられる(同コース出願の際には事前面談が必須)。


医学物理教育コース
 医学物理学とは、物理工学の知識・成果を医学・医療に応用・活用することを目的とする学問。医学物理士は、放射線医学における物理的および技術的課題の解決に先導的役割を担う者として、放射線を用いた医療が適切に実施されるように、医学物理の専門家としての役割を業務とする医療職。また、医師や診療放射線技師と連携を図り、高精度放射線治療における治療計画の最適化の実施や、治療装置の品質管理・保証プログラム策定・実施・評価などを行うとともに、多職種カンファレンスへ参画し、チーム医療の一端を担う。放射線治療におけるQuality management(品質管理)も行う。欧米および近隣の中国、台湾、韓国では確立した医療職であり、多くの医学物理士が放射線医学の進歩に大きな貢献をしている。我が国では医学物理士の数が圧倒的に不足しているため、需要は多く、今後ますます発展が期待される。
 同コースの対象は、理工学系・放射線技術系学士の学位を有している者が考えられる。また、すでに医療に従事している診療放射線技師も学ぶことができる。医学物理士の資格を得るには、医学物理士認定機構(Japanese Board for Medical Physicist Qualification: JBMP)が定める認定医学物理教育コースを修了したのち、JBMPが実施する医学物理士認定試験に合格する必要がある。
 同コースでは昭和大学の病院間連携の強みを活かし、実習型教育に注力した、臨床現場で活躍できる実践的な医学物理士の育成を目指す。


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 昭和大学 学事部 長津田校舎 事務課
 〒226-8555 神奈川県横浜市緑区十日市場町1865
 TEL:045-985-6503


▼本件リリース元
 学校法人 昭和大学 総務課(広報担当)
 TEL: 03-3784-8059

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