【京都産業大学】彗星の酸素輝線の謎を解明 -- 天体物理科学雑誌「Astrophysical Journal」(オンライン版)に掲載|The大学Times

【京都産業大学】彗星の酸素輝線の謎を解明 -- 天体物理科学雑誌「Astrophysical Journal」(オンライン版)に掲載大学通信 2022.5.31

 彗星は太陽紫外線放射を浴びることで赤や緑色の「酸素原子オーロラ輝線(酸素輝線)」を発する。従来、その主な原因は、太陽紫外線放射の非常に強い成分である「ライマン・アルファ輝線」であると考えられてきた。
 今回、京都産業大学神山天文台(河北秀世台長)は、理論面での再検討と過去の観測データの詳細な分析とから、実際にはその原因が、「ライマン・アルファ輝線よりも高いエネルギーの光子」であることを突き止めた。本研究によって得られた理論的知見により、彗星「核」の氷成分として最も重要なH2O(水)とCO2(二酸化炭素)の成分比を、より厳密に測定する手法の確立に見通しが開けた。
 河北教授は、「解決できずに困っている問題が、意外な発想で簡単に解決できることがある。今回の論文は、まさにその類のものであり、誰が思いついても不思議ではなかったアイデアだと思う。今後、彗星における酸素輝線のさらに詳しい研究を進め、H2O以外の分子の寄与、とくにCO2とO2(酸素分子)の量を測ることを目指している」とコメントしている。

 この研究成果は、2022年5月21日(日本時間)に天体物理科学雑誌「Astrophysical Journal」(オンライン版)に掲載された。


むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学

関連リンク
・彗星の酸素輝線の謎を解明
 https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20220517_859_comet.html
・京都産業大学 理学部 宇宙物理・気象学科 河北 秀世教授
 https://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/professors/sc/kawakita-hideyo.html
・京都産業大学 神山天文台
 https://www.kyoto-su.ac.jp/observatory/


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