[敬愛大学]敬愛大学の学生らが朗読検定資格を取得、地元・千葉市稲毛区の小学校で「読み聞かせ」|The大学Times

[敬愛大学]敬愛大学の学生らが朗読検定資格を取得、地元・千葉市稲毛区の小学校で「読み聞かせ」大学通信 2017.10.3

 山口ゼミではこれまで、実践的な卒業研究として国語科の授業づくりについて取り組んできた。昨年度は小学4年生の百人一首の学習について、鑑賞、音読、ゲームの指導法を研究し、ゼミの4年生が地元の小学校で出前授業を実施した。今年度の3年生は読書指導を取り上げ、読み聞かせから入り、個々の学生の関心に沿う形で朗読やブックトークなどに広げていき、読書指導に強い教員を養成することを目標にしている。

 こうした中で、6月に3年生が取得した朗読検定は、朗読力を客観的に評価し証明するもので、日本朗読検定協会が実施している。試験は1級から4級まであり、その中には滑舌練習やプロミネンス(強調)なども含まれている。認定講師から専門知識と技能についてレッスンを受け、筆記と実技の試験を行い、12人全員が3級を取得した。「集中的に朗読の練習に取り組むことで、読み聞かせの基礎が身についた」と山口教授は言う。

 9月7日と14日には、地元・稲毛区にある千葉市立轟町小学校で実際に読み聞かせを行った。ゼミ生の大野江里奈さん(3年生)は、小学校が夏休み明けということもあり、気持ちが緩みがちな子どもも少なくないと考え、自分を見つめ直すきっかけになるような絵本の『たまごにいちゃん』を選んだ。夏休み期間中の8月から練習を重ねてきた大野さんは、「鏡の前で読み聞かせの練習をし、読む時の姿勢や本の持ち方、読みやすさを確認しては直すことを心がけました」と言う。また、「聞き手が小学校2年生ということもあり、声のトーンを明るくするように気をつけました。絵本の内容も楽しいものなので、ギャップが生まれないように明るい声で読む練習をしました」と嬉しそうに話した。

 読み聞かせの後は個々に感じる読後の余韻を大切にするため、子どもたちに感想を求めることは計画していなかった。しかし、学級担任が学生に気を遣い感想を聞かせてくれた教室もあり、読後のしっとりとした雰囲気の中で自分の感じたことを素直に語る子どもたちの姿に学生たちは胸を打たれた。

 山口教授は、「小学校と相談して、これからも定期的に読み聞かせを行いたい。ゼミ生は自分の楽しみの一つとして絵本を手に取っているが、その際、国語科学習としての視点を大切にしている。将来、学級担任になることを想像しながら、様々な絵本を選んでいるようだ」と話している。

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児童に読み聞かせを行う学生