“中規模”大学ならではの魅力を十二分に発揮!きめ細かで徹底的な就職支援。東京経済大学 『安心の、就職力。』の秘密とは|大学Times

大学Times Vol.14(2014年9月発行)

“中規模”大学ならではの魅力を十二分に発揮!きめ細かで徹底的な就職支援。東京経済大学 『安心の、就職力。』の秘密とは

1年次からの全員面談に始まり、年間800コマを超える就職支援行事の実施など、学生の就職・キャリア支援に徹底的に力を注ぐ東京経済大学。「安心の、就職力。」のキャッチフレーズを掲げる同大学の就職支援には、多彩な就職行事だけでなく、資格取得支援制度や卒業生とのつながりなど様々なところに注目すべき秘密が隠されていた。

「電話かけ」が物語る手厚い就職支援体制

東京経済大学

東京経済大学の就職・キャリア支援は1年次から力を入れている。1年生は全員、必修授業の中でゼミ形式の面談を行い、個々人が今後の学生生活の目標を設定する。そこで就職活動にはどのような準備が必要かを知ることで1年次から就職への意識を高めていく。2年次にも全員と面談を行い、1年次に設定した目標の進捗を確認し、再設定している。これらのキャリア支援において特筆すべきは、学生に「充実した学生生活を送ること」を心がけさせることに重点を置いている点だ。同大キャリアセンターの調査によれば、部活動やサークル、ゼミ等を通じて充実した学生生活を送った学生や就職活動に早期から積極的に取り組んだ学生は、そうでない学生に比べて就職活動で良い結果を残しており、それは実際に就職率の数値にも現れているという。エントリーシートや面接対策などの就職活動でのテクニックとは違い、学生生活の設計は3年次からでは当然間に合わない。だからこそ同大の1年次からのキャリア支援は学生にとって大きな助けになっている。

3年次になると、1・2年次と同様に全員に対して面談を行うほか、それのみならず、学生一人ひとりに電話をかけて就職活動の状況確認や、情報提供、アドバイスなどを行う。その回数はなんと年間9600回以上にも及ぶという。1学年1500名程度の学生数を考えると、この回数は驚異的ではないだろうか。電話かけは4年次の学生にも行っており、未内定の学生へのフォローも怠らない。就職率の良い大学でもどうしても未内定の学生は出てしまうが、同大では卒業直前まで学内で合同企業説明会を行い、最後まで学生をサポートしている。

キャリアセンターに訪れた学生に対して手厚い対応をするのは、どの大学でも珍しいことではない。しかし、キャリアセンターや就職支援行事を積極的に利用しない学生と接点を作ることはキャリアセンターからの働きかけなしには実現できない。その点において同大ほど学生に対して積極的な働きかけを行っている大学は他に例を見ない。

学生の目標達成や自信につながる資格取得支援制度

卒業後の自分の姿を明確にしていない学生と、将来のキャリアを意識している学生では、同じ授業を受けていても受け止め方は異なってくる。その点で、学生全員が1年次に面談をすることは、目標を定めて将来を見据えさせるように仕向け、学ぶ意欲を引き出す源にもなっている。

一つの目標として多くの学生が目指す「資格取得」に関しても、同大は学生に対して非常に取り組みやすい環境を整えている。同大では、専門学校と連携した資格取得のための講座である「キャリア・サポートコース(CSC)」と難関資格取得のためのプログラムである「アドバンストプログラム」の2種類の支援制度を設けている。毎年、全学生の約30%近くが何らかの資格取得をするためにこれらの制度を利用しているが、それが実現できるのも、この制度には学生が利用しやすい仕組みがあるからだ。例えば、CSCでは資格取得指導に定評ある専門学校との提携により学内でダブルスクールができ、受講料も非常に安いということ。また、大学の授業と両立出来るよう夜の6時から9時まで開講していることなどが挙げられる。会計、法律、公務員、ビジネス、情報処理、就職支援の6コース、全25講座と種類も豊富である。アドバンストプログラムでは、選抜された学生を対象に、受講料を大学が全額負担し、提携専門学校の講座を受けることができるほか、アドバンストプログラム対象者用の授業も用意されている。

同大は、「進一層表彰制度」という資格取得者などを表彰する制度も用意している。努力による結果を大学が表彰することで学生の自信とモチベーションを生み出す仕組みも作っている。

卒業生団体の強力なサポート

学生が就職活動を進める際も、心強い支援となるものがある。そのひとつがOB・OGの存在だ。同大は卒業生組織との結びつきが強く、主要卒業生団体「葵友会」のほか、葵マスコミ会、葵流通会、葵金融会、大倉公認会計士会、税理士葵会という業界別の団体が存在する。業界別卒業生組織の懇談会には1年次から参加することができるため、学生は自分が知りたい業界の情報を得やすい環境にある。また、業界別のセミナー、講演会、個別相談会、面接セミナーなど、それぞれの団体が就職支援に直結する行事も実施している。

このような卒業生組織の存在は、学生がOB・OG訪問をするハードルをぐっと下げている。卒業生組織は就職活動をする学生を上から評価したり指導するのではなく、「味方をしてくれる」非常に協力的な存在だからだ。「大学としても安心して学生を任せることができる」と同大のキャリアセンターも信頼を寄せている。同大の支援行事である「面接セミナー」は、講師に同大出身の人事担当者を中心に招いて開催され、人気を博している。このように卒業生からの様々なかたちでのサポートが学生の成長につながっている。

教職員や卒業生から受けた充実の支援が「面倒見が良い」循環を作る

東京経済大学

キャリアセンターや卒業生組織、資格取得支援制度など環境そのものが整っていても学生に利用されなければ意味はない。しかし、学生が何かに取り組みたいと思ったときにすぐにチャレンジできる環境を整えていることこそが同大の強みであり、1年次から4年次まで続くキャリアセンターからの積極的な働きかけがその土壌となっている。またその好環境の中で育った学生は卒業後もOB・OGとして自分の後輩の面倒を見たり就職行事を積極的に利用するように促すなど、良い循環となっている。学生の主体的なアクションを促し、目先の就職のためのテクニックではなく、卒業後も社会で活躍できる力を身につけられる環境が、東京経済大学には整っている。