開学から10年連続90%を超える就職率 心理・保育・教育・経営を学び、学生全員を社会で活躍できる人財へと導く−東京未来大学−|大学Times

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開学から10年連続90%を超える就職率 心理・保育・教育・経営を学び、学生全員を社会で活躍できる人財へと導く−東京未来大学−

東京都足立区の基本構想「高等教育・研究機関の積極的誘致」に基づき、2007年4月に区内初の大学として誕生した東京未来大学は、こども心理学部・モチベーション行動科学部の2学部を配し、開学10年目にして着実に就職実績をあげている。「科学者―実践家モデル」という独自の学びを柱に、学生の将来を支える「キャリアセンター」「保育・教職センター」と、学生に寄り添う「キャンパスアドバイザー」(CA)という存在が学生を支援。それぞれの役割と高い就職率の秘訣、密接な地域との結びつきを人財育成にどのように活かしているかを伺った。

東京未来大学

心理学をベースに学び
社会で必要とされる多彩な人財を輩出

こども心理学部とモチベーション行動科学部は、それぞれ全国に先駆けた学部として開設した。両学部の学びは心理学がベースとなっている。社会情勢の急激な変化に伴い、近年は企業を中心に主体性とコミュニケーション能力が強く求めてられているが、同学では心理学を通じて人間の本質を見つめ、人と繋がりながら実社会で活躍できる人財を育むユニークな学びを展開している。

こども心理学部は“こども”と“心理”を同時に学ぶことで、卒業後は福祉・保育の教育現場をはじめ広く一般企業でも活躍する多彩な人財を輩出。開学以来の就職率は毎年90%以上という高い実績をあげている。

また2012年に開設したモチベーション行動科学部は本年春に初めて一期生を卒業生として社会に送り出した。「学生全員を社会で活躍できる人財へ」をスローガンに、心理・経営・教育の学びと平行して1年次からインターンシップを必修にしている。同学では開学時よりインターンシップを積極的に導入し、現在は大企業や地元企業など多くの企業と協力体制がとれているという。

学んだ知識や技能を地域社会で実践し、
理論に還元する「科学者―実践家モデル」

また同学の大きな特長のひとつに地元足立区との密接な繋がりがある。キャンパスは『3年B組金八先生』の舞台・桜中学校のロケ地としても親しまれた旧足立区立第二中学校の校舎を使用、地域の期待も年々大きくなっているという。学びの面から学生をサポートする、こども心理学部長の出口保行教授は次のように述べている。

「知的プロダクツの地域還元について、最初は何もないところから足立区と協議を始めました。地域における大学のあり方について、地域が求めることと本学で何が提供できるかを煮詰めていき、現在は多くの学生たちが保育所や小学校、福祉施設など区の施設をはじめ、地元商店街や中小企業と連携した町おこしプロジェクトなどのあらゆる場所でボランティアを行っています。その経験を通じて、たとえば各々の日常生活で接点の少ない高齢者や障がい者と接することで学生は援助の機微を肌で知り、自分の知識や技能の使い方を考えながら実践しています。

本学部では『科学者―実践家モデル』という学びを大事にしています。これは大学の講義で学んだことを理論だけで理解するのではなく、実習やボランティアなど実践の場で検証し、行動して得たことを再び理論に活かすという方法です。アクティブ・ラーニングにおいても、ディベートやディスカッションの中から異なる価値観や多様性を学び、意見の是非ではなくその所以を知り検証を行うことに重点を置いています。方法論ではなく何が必要なのか本質をみるトレーニングによって、学生はスピーチやミニレポートにおいて思考力や表現力、文章力など着実に力をつけています」

2015年度は就職率95.7%
福祉・保育職は全員が就職

このように学びと実践が両輪となった学生生活は、就職活動においても職業選択の目を養うだけでなく、実社会で「経験した」「実践した」ことが学生一人ひとりの自信にもなっていることだろう。その裏付けとして2015年度の就職率は95.7%を実現しており、特に福祉・保育職においては全員就職を達成している。

同学におけるキャリア教育について、安田伊佐男キャリアセンター特任教授は次のように述べている。
「本学は“究極のマンツーマン教育”です。顔と名前がわかる少人数の良さで、学生一人ひとりと顔が見える指導を行います。また教員やキャンパスアドバイザーなど学内の部署間で情報が共有され、点と点が繋がって面になるような強みがあります。さらに企業と共同でモノを創る産学連携プロジェクトや、こどもみらい祭などの地域連携プロジェクトなど、地元企業や地域の方々も含めて一緒に取組む機会が多いのですが、この経験は社会人としての基礎を育む大きな力となっています。学生生活を織物にたとえると、自分の縦糸に、教員による様々な実践的な教育、実習やインターンシップでの経験、それを支える保育・教職センターやキャリアセンターのサポート、良き相談相手としてのキャンパスアドバイザーの横糸を重ねながら強い布として社会に送り出す、そのような仕組みを実践しているのが本学の特長です」

入学時から学生の職業観を育むキャリア科目と
きめ細やかなサポートを行うキャンパスアドバイザー(CA)

「また本学では1年次からキャリア科目の授業があり、入学時から職業観を育成しています。ビジネス書『7つの習慣』を使い実際の企業研修と同じような内容を大学1年生から学べるのは、早くから就業意識を高めるきっかけにもなるでしょう。授業はCA(キャンパスアドバイザー)が担当しています。CAの年齢層は学生と教員の間の世代で、学生たちにとっては『少し上の人生の先輩』のような親しみやすい存在となっています。キャリアセンターとCAが協力して企業を訪問し、インターンシップ受入れ先の開拓や卒業生のサポートも行っています」

同学のキャリアサポートに欠かせないのがCA(キャンパスアドバイザー)というキャリア科目専門の職員の存在だ。民間企業での就業経験もある松葉美渚CAは次のように述べている。

「私たちの役割は『7つの習慣』を用いたキャリア科目の授業のほか、一人ひとりの学生に合った自立のしかたを一緒に考え見守ることです。個別面談や学生へのアドバイスも行いますが、話を聞くことも大切な役割です。CAは現在21名おり、日々情報を共有し、協力してきめ細やかなサポートを行っています。キャリアガイダンス、面接練習のほか、『三幸フェスティバル』『未来祭』などのプロジェクトでは学生と一緒に汗を流して準備を行います。無事に終了すると、一緒に感動の涙を流すことも」

東京未来大学

学生と教職員の対話を通じて人財を育成し
生涯にわたって支援

東京未来大学

このように同学は学生と教職員との距離が近く、就職支援の機会だけでなく、日常の学生生活でも対話の機会を多く持つ仕組みを有している。コミュニケーションの基本である対話によって社会性を育み、社会に役立つ人財を育成している。そして学生への支援は4年間が終了した後も続き、学生一人ひとりの成長に責任を持って向き合っているのである。