確固たる基礎力と豊かな創造力を持つ人材を育成する理工学部を開設|大学Times

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大学Times Vol.27(2018年1月発行)

大学類型としては55年ぶりに誕生する新学校種 確固たる基礎力と豊かな創造力を持つ人材を育成する理工学部を開設

2014年に西大和学園グループの集大成として開学した大和大学に理工学部が誕生する(2019年4月設置認可申請予定)。大阪都心からすぐの好アクセスを誇り、文系から理系まで、さまざまな学びをワンキャンパスで触れることのできる総合大学として、現在も成長を続けている。大学のこれからについてどのようなビジョンや抱負を抱いているのか、学園の創始者でもある田野瀬学長にお話を伺った。

「理工学部」設立の経緯を教えてください。

大和大学は2014年に開学した新しい大学で、大きな志を抱き、歩み続けています。「教育学部」「保健医療学部」の2学部から始まり、2016年には西日本唯一の「政治経済学部」を開設しました。かねてより文系・理系の幅広い領域を学べる総合大学をめざしていたこともあり、2019年4月より「理工学部」を開設します。(設置認可申請予定)

私たち「学校法人西大和学園」が、最初の教育機関として高等学校を設立したのは、今から32年前です。すべてが新しい学校で、まさにゼロからのスタート。しかし、学生一人ひとりの夢の実現を全力で応援する教職員の情熱は際立っており、まもなく、進学実績をぐんと伸ばし、着実にその存在感を高めていきました。こうした「情熱」は、学園すべてに共通するキーワードと言えます。体験と感動を積み重ね、未来を切り拓く力を身に付けてほしい。学生と教職員の情熱が共振する総合大学こそ、私たちがめざす本学の姿です。

「理工学部」の特徴をお聞かせください。

理工学部では、機械工学、電気電子工学、システム情報工学、建築学の4分野すべてにおいて、多彩な領域にわたる研究ゼミを設置します。具体的には、「リニア・鉄道・交通」、「自動走行」、「新エネルギー」、「ロボティクス」、「次世代ネットワーク」、「スマートデバイス」、「人工知能・バーチャルリアリティ(VR)」、「宇宙・ロケット・ドローン」、「設計・環境」、「構法・防災」、「建築デザイン」、「都市計画・まちづくり」、「医療」などです。特に、幅広い視野と理工学の基礎力をもった人材の育成は、産業界からの要望も強いことから、学部内の横断的な学びが出来る「理工学科1学科4専攻」体制とし、選択した専攻にかかわらず興味のある授業を履修できるようにします。こうした柔軟な学習環境を提供することで、産業界からのニーズに応える学生が育ってくれると期待しています。

これからの「ものづくり」には、社会のニーズをとらえる力がとても重要です。そのため文理という分野の垣根を超えた横断的な学びを構築する必要があります。まずは政治経済学部と連携し、経済界を代表する企業経営陣による「実学講座」を理工学部の学生も共通で履修します。この実学講座は、電力・ガス・電鉄などインフラ業界をはじめ自動車・電気・精密機器などの最先端のものづくりに関わる企業を中心に日本のトップ企業約30社と連携した、本学ならではの特色・強みのひとつです。ちなみに、大和大学のキャンパスはJR西日本の研修センターと隣接しており、「リニア・鉄道・交通分野」でコラボレーションも構想しています。

現在、建設を進めている理工学部棟のコンセプトは、「開放的で人と人とのコミュニケーションを重視した環境」です。工作工場や精密機械ブースをガラス張りの空間とし、他の実験や研究もオープンにするなど、最先端の企業の研究所から学んだところが少なくありません。新旧の機器を取り揃えるなか、3Dプリンターなど、最新鋭の設備についても導入する予定です。学生が将来、目まぐるしく変化する環境にも柔軟に対応していけるよう、最新で多様な環境を整えます。

「理工学部」からどんな人材を輩出したいとお考えですか?

新時代の「ものづくり」を担う人材です。天然資源に乏しい日本が豊かな国であり続けるためには、何よりも技術革新が必要ではないでしょうか。そのため、理工学部では、就職だけでなく、国公立大学の大学院進学についても積極的にサポートします。また、社会と向き合う理工学部となるべく、学部・学科を超えたプロジェクトの立ち上げなどをしていきたいと考えています。

今後の展望をお聞かせください。

大和大学には、「大志を、まとえ。」のスローガンのもと、高い志を持つ学生が集まっています。開学から4年が経ち、理工学部だけでなく、将来的には、農学部や国際学部、薬学部などの開設も構想中です。さらなる未来に向かって、総合大学としての成長・発展をめざしています。

大和大学 学長 田野瀬 良太郎

大和大学 学長 田野瀬 良太郎

【 略歴 】
大学時代1年間アルバイトをしながら、ロシアからヨーロッパ、中近東、東南アジア等33カ国を歴訪。これを機に政治の道を志し、1973年市議会議員初当選。その後、県会議員、衆議院議員に当選し、自治政務次官・財務副大臣・自民党文部科学部会長・自民党三役・総務会長等を務める。議員活動を始めてまもなく、教育は政治上の最重要課題であると痛感し、実践として1981年なかよし保育園を開園。西大和学園高等学校・西大和学園中学校・西大和学園カリフォルニア校・白鳳女子短期大学(現 白鳳短期大学)を設立。2014年4月、西大和学園の集大成として大和大学を開学し、学長に就任。2017年、旭日重光章を受章。名古屋工業大学卒、柔道5段。