【グローバル・国際系大学特集】「普通の高校生」をグローバル社会に通用する人材に育てる秘訣〜国際教養大学〜|大学Times

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大学Times Vol.29(2018年7月発行)

【グローバル・国際系大学特集】「普通の高校生」をグローバル社会に通用する人材に育てる秘訣〜国際教養大学〜

国際教養大学が考える真のグローバル教育とは

鈴木 典比古 学長

国際教養大学では、独自の教学理念「国際教養(International Liberal Arts)」を掲げ、「豊かな教養」「グローバルな知識」そして「卓越した外国語の運用能力」を身に付けた、世界を舞台に活躍できる真のグローバル人材を養成します。

「国際教養教育」が目指すのは、学びや経験を通した知識と理解の広がりや、問題解決のためのスキル、そして創造的な思考力の修得を通じ多角的な視点を身に付けることにあります。

情報に踊らされることなく、自らの深い知見と洞察に基づいて、他者と高め合う関係を築いていく。「国際教養(International Liberal Arts)」こそが、普遍的に通用する力なのです。

世界で通用する人材の育てかた

国際教養大学

国際教養大学は秋田にある小規模な公立大学ですが、全国から入学者が集います。英語ができる学生が集まっていると思われがちですが、入学者の9割以上は日本の高校を卒業し、かつその8割は公立高校の出身者です。地方出身の「普通の」高校生を短期間で鍛え上げてグローバル社会に通用する人材に育て上げる、その秘訣とは何でしょう。

1つには学生が「生まれてからこれほど勉強をしたことはない」と言うほど勉強することです。これは毎日宿題をチェックしたり、学修指導を行ったりする教員の情熱なくしては成立しません。

もう1つは、学生が、常に自己の価値観や自己成長を認識することです。留学生も交えて居住空間を共にする中で、お互いじっくり話し合って高め合う環境が、ここにはあります。ルームメイトとの生活では、就寝時間など日常のルール作りなどを通して、黙っているだけではだめなのだということを学び、少人数教室では留学生との議論を通じて異文化への理解を深め、更に自身がマイノリティになる留学先では情緒的な成長が育まれます。留学中はそれまで学んだことの「知の統合」も一気に進み、一段上の「知識面と精神面の成長の相乗効果」を生みます。

高校進路指導の先生へのメッセージ

「英語で授業」「全員一年間留学」といった本学の特徴に惹かれ、最近は「英語力を伸ばしたい」という志望者が増えています。

しかし、私たちが求めているのは、語学力があるだけの学生ではありません。社会に関心を寄せ、積極的にチャレンジできる学生です。極端に言えば、「英語はまだ十分にできないけれど社会を変革したい」という学生にこそ、集まってほしいと思っているのです。

実際、国際教養大学では16もの入試制度を設け、学力だけに頼らない合否判定を行っています。社会人入試や、独自の活動を評価する「ギャップイヤー入試」など、さまざまな試験を実施するのは、個性的で、行動力のある人材を広く募集するためです。

もし、ユニークな仲間と切磋琢磨したいと思うなら、ぜひ一度、秋田に来て国際教養大学の雰囲気を肌で感じてみてください。