【九州特集】福岡工業大学社会環境学部|大学Times

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大学Times Vol.30(2018年10月発行)

【九州特集】経営面と地域面からの多角的なアプローチで社会環境問題の解消に貢献できる「実践型人材」を育成する〜福岡工業大学社会環境学部〜

地球温暖化から土壌汚染まで、現代社会にはさまざまな環境問題が存在しているが、それらはあまりに厄介であり、ともすると私たちには手に負えないものと思いがちだ。福岡工業大学社会環境学部で学ぶ学生たちは、ビジネススキルを学ぶ経営分野と、地域活動に関するスキルを磨く地域分野の2コースで座学と実習を重ね、社会環境の諸問題に多面的に向き合い解決する力を身につけようと研鑽している。このページでは今回、同学部の一連の取り組みを紹介する。

社会科学系の科目の幅広い修学が可能

福岡工業大学社会環境学部が掲げる目標は、環境に関わる諸問題に関して主に社会科学の立場からアプローチし、地域社会やビジネスの仕組みを理解した上で、環境調和型の社会実現に貢献することのできる「実践型人材」の養成である。

そもそも環境とは、多種多様な人・事象の関係性から成り立つ複雑なものであり、環境問題を個々に解決しようとすることは困難である。そのため同学部では、技術と社会の両分野を理解し、互いを良い方向に導けるコーディネーターの育成をめざしている。

そのために後述する経営・地域の2コース体制と、それに伴う環境系・社会科学系の幅広い科目を用意してある他、少人数ゼミ、屋外での体験実習、PBL(課題解決型学習)などを実施。また、長崎大学、熊本県立大学とも環境分野における連携を締結しており、環境フォーラムや研究交流会の定期開催など、3大学が包括的な協力体制をとっている。

福岡工業大学社会環境学部

「経営」「地域」の2コース編成に

社会環境学科では学生に社会で役立つ能力を身につけてもらうために、本年度より経営コースと地域コースの2コース編成をとっている。

経営コースでは、現代社会の経営活動に求められるビジネススキルを総合的に学ぶ。「会計・簿記論」「マーケティング」「企業論」「経営学」の4つを柱とし、経営実務に必要とされる戦略策定や組織統制、マーケティング、組織の財務・経理、さらには社会的責任や法制度などを、社会環境の知識を前提としてバランスよく身につけていく。

一方、現代社会の地域活動に関連するスキルを総合的に学ぶのが地域コース。柱となる要素は「自然環境」「地理情報」「防災」「まちづくり」。地域に関する政策や教育、地域と密接に関わる環境保全や経済活動、防災、組織の役割など、社会環境の知識を前提に、フィールドワークや地理情報システム等を利用した学修が特徴である。

福岡工業大学社会環境学部

入試科目にエッセイを導入

社会環境学部では、2017年度入試より3教科型入試の試験科目として「エッセイ」を導入している。エッセイでは基礎的な知識及び技能以外の能力、つまり「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学習に取り組む態度」についての評価を併せて行う。
狙いとしては、受験生がエッセイの準備を通じて、高等学校までの学びの過程をふり返り、そこから同学における学びについての具体的な関心や意欲などを見通し、大学での学びの準備(とりわけ、意欲をもって主体的に学ぶ準備)を整えてもらうこととなる。
主な評価指標は設問指示の理解、意見の確かさ、思考力、表現力、表記、資質・能力など。

出題内容としては、以下の2つが要点となる。

●観点の整理
大学での学びについての意見を、ワークシートに示した観点ごとに箇条書きでまとめる。

●大学で学ぶ目的
ワークシートの内容を基に800字程度でまとめ、大学での学びについての考えを述べる。  後者ではワークシートに書いた観点を基に、「文章構成が正しくできているか」「観点の記述に説得力を持たせられているか」どうかが求められる。また、書き手の主体性・働きかけ力・課題発見力・傾聴力・柔軟性など、「協働を志向する力」についても書けていれば、さらなる加点要素となりうる。

福岡工業大学社会環境学部

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