【社会への扉】文京学院大学|大学Times

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大学Times Vol.29(2018年10月発行)

【社会への扉】「実践を、実現へ」〜五感で学び、社会や世界とつながる文京学院大学の実践スタイルの教育とは〜

「自立と共生」を建学の精神に掲げ、机上での理論にとどまらず、積極的に実社会に飛び込んで、五感で学ぶ実践スタイルの教育を柱に据える文京学院大学。4つの学部(外国語・経営・人間・保健医療技術)単位はもとより、学部の枠組みを超えて街や企業、そして世界の中で多様な人と関わり認め合い、ともに歩みながら実践を重ねるカリキュラムにより、学生一人ひとりの可能性を大きく広げている。これまで行われてきた代表的な取り組みとともに、2019年4月に始動する、学生が地域社会、企業、行政などと連携し、地域活性化や事業開発などを行うインキュベーション施設「まちラボ」の概要についても紹介する。

全学部横断型のグローバル人材育成プログラム
「Bunkyo GCI」

文京学院大学

「BUNKYO GCI(BUNKYO Global Career Institute)」は、それぞれの専門性を生かしながら各国の文化に根ざしたグローバル英語やグローバルマインドを身に付ける特別カリキュラム。全学部から選抜された学生はGCI独自の授業や海外留学、インターンシップなどに参加できるのが特長だ。

1年次の夏からの「語学・異文化理解留学」ではアジア圏の大学に留学。世界各国からの留学生との英語での交流の他に日系企業訪問、世界遺産でのフィールドワークなどを通して自身のアイデンティティーを築いていく。英語圏ではない国で学ぶことで「グローバル英語」を理解し、グローバル社会で生きるとはどういうことかを体得することができる。

「パラスポーツ普及」プロジェクト

マーケティングやリハビリを学ぶ学生たちが、学部を越えて連携し車いすバスケットボールなどの体験会を開催。学生主体でスポンサーを集め、NPO団体と繋がりながら企画運営し、パラスポーツの普及に努めている。2020年のパラリンピックに向けてパラスポーツを知り応援する人を増やすことで、障がいへの理解を促進することを目指している。

企業や自治体との連携プロジェクトにより、自主的に行動する姿勢や意欲といった社会人基礎力を磨けるのも、文京学院大学の教育における大きな強みとなっている。

「伝統工芸活性化」プロジェクト

文京学院大学

伝統工芸を活性化させる商品開発も実施。経営学部のゼミ生と埼玉県さいたま市岩槻区の岩槻人形協同組合がコラボレーション。かつて岩槻で数多く作られていた「裃雛(かみしもびな)」を復興させるプロジェクトだ。見る人の心を癒すデザインや、伝統工芸品の堅いイメージを払拭する工夫、量産に対応する構造づくりなど、難しい課題にも学んだ知識を生かして取り組む。

商品開発に主体的に携わる機会を提供し、アイディアの生み出し方やプロジェクト運営など、座学だけでは得られない学びが展開されている。

「新・文明の旅」プロジェクト

2024年に100周年を迎える文京学院大学。100周年に向けて、2012年にトルコからスタートした「新・文明の旅」プログラム。3年に一度、全学部から選抜された学生達はユーラシア大陸の国々を訪問し、現地大学生との交流や日本文化の発信、日系企業や世界遺産の訪問などをしながら、学びのバトンをつなぐプロジェクト。

2018年3月の第3回では、ウズベキスタンとカザフスタンを10日間かけて巡った。学生たちは当初の中央アジアへの印象と、実際に訪れ肌で感じたリアルな国、人の姿との差に触れ、これからの社会で求められているグローバルマインドを開花させた。

「まちラボ」プロジェクト

2019年4月に始動するインキュベーション施設「まちラボ」。人間学部コミュニケーション社会学科が主導となり、社会的に「距離・不平等・格差」などの課題に対して、共生社会の構築に向けた国内外での社会貢献プロジェクトを展開する。企画・運営を、学生主体で「産官学民」の体制から取り組み、成果を社会に還元することが目的だ。

まちをキャンパスに、プロデュース力を養い、キャンパス内では見えてこない実社会の課題に、地域の人々や企業・行政を巻き込み連携して、ともに成長・発展する仕組みを作る。その中で幅広い視野と価値観、実践力、継続性、コミュニケーション能力を身に付け、誰もが豊かに暮らせる社会づくりに貢献できる人材育成を目指している。

可能性を引き出し、価値を創造し続ける人材へ

文京学院大学では実践力を生かし、世界のどこででも活躍できる人材を養成している。地域や企業、行政と連携したプロジェクトも多い。
今まで必要とされた「知識・技能」に加え、社会に出る学生に求められる「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」が身に付くことも強みだ。
主体的に新たな価値を創造する力が求められる現代。文京学院大学そのものも「学生・教員・職員三位一体」でチャレンジを続け、学生とともに「社会変革=ソーシャル・イノベーション」に取り組んでいる。