【大学ism】関西外国語大学|大学Times

  1. 大学Times
  2. 特集記事一覧
  3. 【大学ism】関西外国語大学

大学Times Vol.32(2019年4月発行)

【大学ism】関西外国語大学

日々グローバル化が迫られる現代日本社会にあって、関西外国語大学は高い語学力、実践力、国際感覚を身につけた若い人材を育成するため、積極的な取り組みを続けている。2018年4月には留学生と国内学生が共に暮らし、相互理解を深める新キャンパスを御殿山に開学。また、留学先の授業についていくための高度な英語教育を行う「Super IESプログラム」も同時期にスタートし、好調な滑り出しだ。今回この記事では、同大学のさまざまな活動の中から「英語キャリア学部」の取り組みと、新しい2つの人材育成プログラムにスポットを当てて紹介する。

英語キャリア学部の取り組み
〜3つの専門分野を留学先で修学〜

関西外国語大学

関西外国語大学の英語キャリア学部は、英語と社会科学を共に学びながら、グローバル社会で活躍する人材の育成を目標に掲げている。その特徴は、同学部の柱となる3つの専門分野「英語プロフェッショナル」「グローバル・ビジネス」「国際教養」について、ネイティブの教師や留学先の学生たちと共に英語で学ぶことで、実践性の高い英語力を身につけられることにある。
以下に、同学部の主な取り組みについて説明を行う。

Super IESプログラム

関西外国語大学独自の英語教育プログラムである「Super IES」。IESとはIntensive English Studiesの略であり、留学先で3專門分野を学ぶために必要な語学力の養育を目的としている。英語力自体の向上はもちろん、「Content-based Approach(内容中心教授法)」という手法を用いた、国際関係や経済学などに関する知識や、さらには留学に必要なアカデミックスキルなどの修学も行う。

英語キャリア学科で開講するSuper IESプログラムは、「関西外大&ノーステキサス大学IESプログラム」。カリキュラムを協働開発したノーステキサス大学の教員が全ての授業を担当し、3年次に原則全員が参加する「専門留学」や2年間留学する「ダブル・ディグリー留学」「2ヵ国留学」などに対し、効率的に準備を行う。

全学生が1年間留学

同学部では、原則的に学生全員が3年次より1年間の留学を行い、1・2年次に学修した専門分野をさらに発展的に学ぶ。英語を学ぶ留学ではなく、留学先大学で英語で現地学生とともに授業の履修やプロジェクトなどに取り組む。留学先は55カ国・地域の388大学の中から決定する。なお、語学力・学力が問題ないと判断されれば、2年次の秋学期から留学することも可能。また、2ヵ年以上の留学プログラム選考に合格すれば、ダブル・ディグリー留学などに参加することができる。

英語キャリア基礎力の修得

英語キャリア学科では、英語学に加えて国際関係、国際経済などの社会学を複合的に学習。国際社会に柔軟に対応できる力を養いつつ、自身のキャリア形成をめざす。また、留学生とのディベートを重ねることで異文化・多言語圏の意見をまとめる経験を積み、将来、多国籍の人間が集う場でリーダーシップを発揮できる能力「英語キャリア基礎力」も身につける。

小学校教員コースの取り組み

2020年度より英語が小学5年生の正式教科となる今、小学校教員にも英語のコミュニケーション能力や世界情勢への理解が求められている。そのため英語キャリア学科小学校教員コースでは、小学校教育の各教科を国際教育の視点より学修する。また、近隣の教育現場への訪問・体験、ボランティアとしての学校行事や課外活動などへの参加、小学生を対象とした英語教室の実施など、同コースならではの取り組みも多く実施している。

サービス・ホスピタリティ業界のリーダー育成プログラム
〜有名ホテルとのインターンシップも実現〜

関西外国語大学

2015年に世界のGDP総額の10%を突破した観光業界は今後のさらなる拡大・発展が見込まれる一方、語学力と専門知識を備えた日本人のマネージャー不足も問題視されている。

昨年9月にスタートしたばかりの「サービス・ホスピタリティ業界のリーダー育成プログラム」は、サービス観光業界での活躍をめざす学生を対象に、海外のホテル等で就労可能な英語力と知識・スキルを修得することを目標としたもの。ホテルをはじめとした観光業界において、次世代を担うグローバル・リーダーの育成をめざす。

対象は外国語学部の2年次生。プログラムの流れは、大学で1年間、主に英語で開講する指定科目を履修したのち、国内のホテルで約2ヶ月間のインターンシップを行う。その後1学期間、海外協定大学への留学を通して、サービス・ホスピタリティ分野の専門科目を履修し、現地のホテルでインターンシップを行うというもの。前学期では31人の学生が受講している。

関連する専門科目の英語での履修に加え、海外協定大学への留学、そして国内外でのインターンシップによって、グローバル・リーダーに必要な語学力・知識・実践スキルを養うことができる。インターンシップ先として国内外の有名ホテルとの提携が予定されており、大学では国際的な産学連携のもと、世界が強く求める人材育成の要望に応えていく目論見だ。

関西外大流グローバル人材育成プログラム
〜全ての授業を英語で開講〜

関西外国語大学

グローバル人材を育成する第一歩は、グローバルスタンダードの学びから。この教育目標を実践するのが「関西外大流グローバル人材育成プログラム」。2018年4月に新設された御殿山キャンパス・グローバルタウンと中宮キャンパス両キャンパスで展開され、全学部・全学科の学生が対象となる。(短大生を除く)

プログラムの特徴は、国際関係・経済から政治・ビジネスなどの分野の授業を全て英語で開講すること。そのほとんどを外国人留学生とともに学ぶ。授業のレベルは海外諸大学と同等で、高度な語学力のみならず、異文化理解力や論理的思考力を培うことができる。1・2年次に開講される留学準備のための特別プログラムと合わせ、All Englishの科目が飛躍的に増加する。

奨学金制度についても紹介を行う。2018年度入試より、国際社会で活躍する人材をめざす学生を支援する目的で創設された「グローバル人材育成特待生奨学金制度」。一般入試前期日程(S方式とA方式)の入試成績が優秀な学生を対象に、大学は最大4年間で320万円、短大部は最大2年間で154万円の授業料を全額免除(給付型※)する。2018年度実績として支給対象となった人数は大学50人、短大部5人。なお入学後、留学奨学金など他の奨学金制度とも併用可能である。
※給付対象人数・継続要件あり。