【特集】大学の動向 星薬科大学 教務部 入試・広報係 塚田智也氏|大学Times

大学Times Vol.3(2011年9月発行)

【特集】薬学部の現在と未来 調剤薬局、製薬メーカー及び大学に聞く
薬学部6年制初の卒業生 その期待度と採用状況

大学の動向 星薬科大学 教務部 入試・広報係 塚田智也氏 薬学部卒業生に対する求人数は前年度の3倍超
企業からの評価も高い6年制卒者の活躍の場は幅広い

今年度は、旧4年制から6年制への移行期間に新卒薬剤師がほとんど出なかったため、薬剤師資格の必要な調剤薬局、ドラッグストアへの内定状態は堅調です。また、大学への求人数は現時点で、昨年度の698件の3倍を超える勢いです。  内定先も、製薬会社では「武田薬品工業」「第一三共」「中外製薬」、調剤薬局等では「アイングループ」や「日本調剤」「クラフト」などがあります。

しかし、本学でも志望者が多い病院や、公務員などは結果がでるのが10月後半ですので、現時点では進路未定の学生がいるのも事実です。

もともと薬学部―特に薬剤師の資格を持った者は、色々な選択肢があることが強みです。薬と関わる分野以外にも、食品・化粧品企業、臨床試験に関わるCROやSMOなど、様々な分野で活躍の実績があります。6年制薬剤師を企業では大学院卒と同等に評価頂けることは今後も学生にとって大変励みになると思います。6年制への移行期間による新卒薬剤師不足の傾向はしばらく続くでしょう。

4年制在籍学生の就職先は、製薬企業のMR、公務員、大学院進学と限られてきますが、その分教育内容の質を高めていく努力が求められてくると考えております。本学も4年制創薬科学科があり、卒業生の8割が大学院へ進学します。そのため、将来の研究・開発者育成を見据えたカリキュラムとなっており、まず1年生で長期学内体験学習として、テーマ毎に研究室を回り自分の興味分野を探します。また、他の大学よりも半年早い3年生の前期から特別実習(卒業論文)教室、研究室に配属となり、卒業研究を長期間にわたり取り組むことで、問題解決能力のある研究・開発者になるための土台作りに取り組んでおります。

平成23年3月 薬科大学卒業生・大学院修了者の主な進路