【新設校特集】教授インタビュー 帝京平成大学 動物医療から愛犬ケアまで人と動物の豊かな関係づくりのエキスパートを養成|大学Times

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大学Times Vol.43(2022年1月発行)

【新設校特集】教授インタビュー 帝京平成大学 動物医療から愛犬ケアまで人と動物の豊かな関係づくりのエキスパートを養成

2023年度スタート予定の愛玩動物看護師国家資格制度を見据え、帝京平成大学はいち早く、健康医療スポーツ学部医療スポーツ学科に「動物医療コース」を新設する。
その狙いはどこにあり、どのような人材育成を目指すのだろうか。髙木敬彦教授に話を伺った。

帝京平成大学
健康医療スポーツ学部
医療スポーツ学科 動物医療コース
髙木 敬彦 教授

愛玩動物看護師(国家資格)とは
2019年6月に『愛玩動物看護師法』が制定された。この法律により、愛玩動物を対象として動物看護師の資質向上と適正な業務を図ることを目的に、愛玩動物看護師の国家資格が定められた。これにより高度化・多様化する動物医療の現場での看護に関する業務に加え、採血などの診療の補助も出来るようになる。愛玩動物看護師の第1回国家試験は遅くとも2023年12月までに実施される見込み。

2022年4月新設 動物医療コース

人と動物の関係は、単なる愛玩動物としての飼養にとどまらず、人に与える影響の重要性が認識され、人と動物の関係が見直されつつあります。これに伴い、本学では、2022年4月より千葉キャンパスに健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科 動物医療コースを新設します(入学定員80名)。

本コースでは、愛玩動物看護および関連する知識を総合的に学び、動物医療の現場や動物関連産業分野で活躍し、社会に貢献できる人材を養成します。

獣医師サポートや飼い主とのコミュニケーション
など動物看護のプロを育てる実学教育

本コースでは、愛玩動物看護師国家試験受験資格をはじめ、ペット関連産業界に関連する資格を目指すことが可能です。ほかにも、取得可能資格として、ペット栄養管理士、公認家庭犬訓練士(初級)、公認トリマー(初級)、公認動物介在福祉士(初級)、動物取扱責任者などがあります。(構想中であり、変更となる場合があります)

愛玩動物看護師国家試験受験資格は、学校教育法に基づく大学において、農林水産大臣・環境大臣の指定する科目を修得し、卒業する事によっても取得できます。

公認家庭犬訓練士(初級)、公認トリマー(初級)、公認動物介在福祉士(初級)は、環境省認定の資格となります。本学では、プロを育てる実学教育を一貫して行っており、獣医師をサポートする専門的な知識はもちろん、飼い主とのコミュニケーションを円滑に行う能力なども身につけ、動物看護のエキスパートを養成します。

授業内容について

動物医療コースでは、専門科目を専門基礎科目群と専門科目群に分け、専門基礎科目群では、さらに専門基礎と選択専門基礎に、専門科目群では、専門とキャリア形成に分けて、それぞれの科目を配置しています。専門基礎科目は1~2年生で履修し、専門科目は主に2~4年生で履修します。

動物看護の基礎座学が中心の
1,2年次カリキュラム

1年生では動物の生命維持の仕組みを解剖学・生理学・生化学の面から学ぶ「動物形態機能学」、飼養動物や野生動物の概要、実験動物や展示動物などについて学ぶ「比較動物学」、愛玩動物の歴史や品種、使役動物の役割や適切な飼養管理方法を学ぶ「愛玩動物学」、また「動物看護関連法規」や「動物愛護・適正飼養関連法規」にある様々な法規等、動物や動物医療に関連する職業に従事する上で基盤となる科目が中心になります。

2年生からは、様々な病気が体の組織や臓器にもたらす変化を学ぶ「動物病理学」、微生物や寄生虫により発生する病気の感染する様式や対策を学ぶ「動物感染症学」、内科診療の補助に必要な基礎知識や内科的治療を学ぶ「動物内科看護学」、動物看護の過程や考え方の基本を学ぶ「動物臨床看護学総論」などの、より専門性の高い科目や臨床系の科目が入ってきますので、1年次で学んだ科目の知識を相互に関連させながらの学びが必要になります。

3、4年生は専門性の高い臨床実習や
動物病院での実習が中心

3年生からは、「動物外科看護学」などの臨床系の科目および「動物内科看護学実習」、「動物外科看護学実習」、「動物臨床看護学実習」といった臨床系の実習がほとんどを占めますので、それまで座学で学んだ内容を関連させながらの学びになります。

4年生では、これまで学んできた動物看護に関連する内容を総合した「動物看護総合実習」が行われます。この実習は大学内ではなく、国内にある民間の動物病院で開業獣医師ならびに愛玩動物看護師の指導の下で実習を行います。ここで動物医療の現場を直接体験することは、これまで学んだ科目や実習の知識を総合的にまとめることになるだけでなく、臨床の現場で行われる動物医療コミュニケーションを実践的に学ぶ機会にもなります。

環境と設備に恵まれた千葉キャンパスは
地域社会の健康づくりに寄与

本コースの学生が通う事となる千葉キャンパス(写真右上)は、広い敷地を活かし、運動設備や医療系施設、アクティビティなどが盛りだくさんです。健康づくりの場として地域の方々と共同で運営している総合型スポーツクラブで使っているボルダリング施設を利用することもできます。

また、千葉キャンパスでは、地域に開かれた健康づくりの場として、学生、教職員、地域住民が一体となって運営する総合型地域スポーツクラブ「帝京平成スポーツアカデミー」を開設しています。大学近隣で行われるイベントのスタッフとして地域の皆さんのお手伝いや、学生が「講師」となり自ら考えたプログラム内容を実施することもあります。日頃から授業で学んでいることを発揮できる実践の場として、体験的に学ぶことができる貴重な場となっています。