成蹊大学が11月9日(土)に「アスベスト被害から産業社会を問い直す」映画上映&ゲストトークを開催大学通信 2019.10.30

成蹊大学(東京都武蔵野市、学長:北川浩)は、2019年11月9日(土)に「アスベスト被害から産業社会を問い直す」というテーマで映画上映&ゲストトークを開催する。上映作品は『ニッポン国VS泉南石綿村』で、ゲストには原一男監督(『ゆきゆきて、神軍』ほか)と、村松昭夫弁護士(大阪・泉南アスベスト弁護団副団長)を招く。申込み不要、入場無料。

アスベストは軽い繊維状の天然の鉱物で、綿のようなので石綿ともよばれる。戦後日本の発展の中で身近なものに大量に使用された有害物質で、他先進国に遅れ、2006年に全面禁止となった。しかし、「静かな時限爆弾」と呼ばれるように、大量に吸い込むと長い潜伏期間の後に肺がんなどの重い病気を発症する。建物の解体や改修によるアスベスト排出量は今後20年間にピークを迎えると予測されており、過去、現在、そして未来に渡り、私たちの生活に影響を及ぼすものである。

上映する『ニッポン国VS泉南石綿村』は、原一男監督が、「大阪・泉南アスベスト訴訟」を8年間にわたり追い続け、2年の編集を経て完成させたドキュメンタリー。原監督ならではの鋭い切り口と人間味溢れる視点で描かれた作品。
公式HP: http://docudocu.jp/ishiwata/

上映後には原監督や見識者が集うゲストトークも開催。申込み不要、入場無料。

【概要】

<2019年度【CAPS CINEMA】※>
「アスベスト被害から産業社会を問い直す」映画上映&ゲストトーク

【日 時】2019年11月9日(土)13:30〜18:30(13:00開場)
【タイムテーブル】
13:30〜17:15上映作品『ニッポン国 VS 泉南石綿村』(原一男 監督/2017年/215分/2017年釜山国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞 受賞、2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞 受賞、2017年東京フィルメックス観客賞 受賞)
<映画途中に10分間の休憩あり>
17:25〜18:30 ゲストトーク 

【ゲスト】原一男監督(『ゆきゆきて、神軍』ほか)、村松昭夫弁護士(大阪・泉南アスベスト弁護団副団長)
【司会・進行】渡邉知行成蹊大学法科大学院教授
【会 場】成蹊大学5号館102教室(東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1)
JR 中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅より徒歩20 分、 または吉祥寺駅北口(1)・(2)番バス乗り場 関東バスで約5 分「成蹊学園前」下車
【参加費】無料
【定 員】200名(当日先着順)
【ポスターURL】
https://www.seikei.ac.jp/university/caps/japanese/06event_information/nipponkoku.pdf
【主 催】成蹊大学アジア太平洋研究センター

※【CAPS CINEMA】とは
成蹊大学アジア太平洋研究センター(Center for Asian and Pacific Studies、略称CAPS)が主催する、アジア太平洋地域を中心とした社会の諸問題に対してテーマを定めみなさんと一緒に考えていくための上映会。



▼映画上映&監督トークに関する問い合わせ先
 成蹊大学アジア太平洋研究センター
 TEL: 0422-37-3549
 E-mail: caps@jim.seikei.ac.jp
 HP: https://www.seikei.ac.jp/university/caps


▼本件に関する問い合わせ先
成蹊学園企画室広報グループ
TEL:0422-37-3517
FAX:0422-37-3704
メール:koho@jim.seikei.ac.jp

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