千葉大学環境ISO学生委員会がASCN2022年次大会において優秀賞を受賞PR TIMES 2022.11.29
千葉大学環境ISO学生委員会は、2022年11月24日(木)に開催された「ASCN(アジア・サステイナブルキャンパス・ネットワーク)2022年次大会」における学生活動発表セッションにおいて優秀賞を受賞しました。
ASCN: Asian Sustainable Campus Network について
日本国内における持続可能な環境配慮型社会の構築に貢献することを目的として活動する大学ネットワークである「サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)」が、アジアにおけるサステイナブルキャンパスの推進を目的に、各国の大学ネットワークである、China Green University Network (CGUN:中国)、Korean Association for Green Campus Initiative(KAGCI:韓国)、Sustainable University Network of Thailand(SUN Thailand:タイ) とともに立ち上げたネットワークです。毎年、各国が持ち回りで年次大会を開催しています。
<2022年次大会>
「アジア・サステイナブルキャンパス・ネットワーク2022年次大会
-サステイナブルキャンパス推進の意義とは?多くの危機に直面した不安定な時代の中で-」
日時:2022年11月24日(木)10:00〜17:00
場所:北海道大学学術交流会館(札幌キャンパス)※オンライン併用
主催:一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)、北海道大学サステイナビリティ推進機構
プログラム:
開会挨拶
基調講演
各国のネットワークからサステイナブルキャンパス構築に関する発表
各国の学生からの発表
学生発表の総括・表彰
閉会挨拶
千葉大生の参加と受賞
千葉大学からは環境ISO学生委員会の学生3名が参加しました。各国のネットワークの取り組み紹介や基調講演を傍聴し、学生発表部門では8分の英語でのプレゼンテーションを行いました。
<発表内容>
「Sustainable project with enterprise〜Spreading from environment to SDGs〜(企業と連携したサステイナブル活動〜環境からSDGsへの展開〜)」
環境ISO学生委員会が長年行っている、千葉大学の環境マネジメントシステムに関する運用業務や、学内外における環境活動のほか、近年展開している企業との連携プロジェクトを紹介しました。
紹介した活動のひとつである京葉銀行とのecoプロジェクト(https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/)では、企業向け、こども向け、自然環境など、多様な対象に様々な取り組みを行っています。その中でも、今年度は地震対策、フレイル予防、LGBTQ+理解促進など、「環境」にとどまらない「SDGs」の達成に向けた取り組みを行っているのが特徴です。また、今年度から株式会社ZOZOと連携するプロジェクトを開始し、その中では、環境以外にもダイバーシティや文化、人権問題などをテーマに実施していることも紹介しました。
学生たちは、プレゼンテーションを通して、企業と連携することで得られる可能性や環境からSDGsへの取り組みの広がりについて強調しました。
<受賞>
4か国9大学12団体の学生発表があり、審査の結果、千葉大学環境ISO学生委員会は「優秀賞:EXCELLENT AWARD」を受賞しました。
参加学生の感想
環境ISO学生委員会 戸井田俊介(園芸学部2年)、中村千博(国際教養学部1年)、豊口里菜(国際教養学部1年)
今回、北海道大学にアジアの様々な大学が集まり、持続可能な社会に向けての取り組みについて発表しました。
プレゼンテーションの作成では日頃行っている多くの活動の中からどの活動を紹介するかを選ぶのが難しかったです。また、発表する際に英語の発音など日本語のプレゼンテーションにはない難しさがありました。今回、Excellent Awardという光栄な賞をいただくことができたのは先生方やメンバーの協力があってこそだと思います。
当日は、海外や日本を含めた様々な母国語をもつ人々が「英語」という共通語を使って、発表やディスカッションをしており、とても新鮮に感じました。海外も含めた他大学による持続可能な社会を作るための様々な取り組みを聞くことができた本大会は、全てが刺激的で貴重な機会でした。今回のASCN年次大会で得た知識や経験を今後の学生委員会の活動に活かしていきたいと思います。この大会によって、このような持続可能な取り組みが世界中にさらに広がり、持続可能な社会が実現することを願っております。
千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1〜3年生まで約300名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学外緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
本件に関するお問い合わせ
千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572
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