“着て遊ぶ”現代の着物シーンに合わせて芸大生がデザインした帯が販売されます!京都芸術大学×京朋の産学連携プロジェクト。PR TIMES 2023.9.8
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区北白川瓜生山2-116/学長 吉川左紀子)キャラクターデザイン学科と、呉服の製造・販売を手掛ける株式会社京朋(京都市中京区)は、2021年以来共同で行っている産学連携プロジェクトとして新たに帯プロジェクトを始動しました。本学の学生が和服や帯のデザインについて学びながら、テーマに沿った帯の柄を制作し、その中から製品化されるデザインが選ばれます。
京都芸術大学キャラクターデザイン学科と呉服の製造・販売を手掛ける株式会社京朋は、2021年より共同で行っている産学連携プロジェクトとして、本年度新たに帯プロジェクトを始動しました。帯プロジェクトとは、現在、着物を所有・着用する人が減り、以前の所有する着物から、着て遊ぶ着物に変わりつつある時代。着物を着てお出かけする人を増やしたいという思いから、そのようなシーンにぴったりな楽しい半幅帯を制作するプロジェクトです。本取り組みでは、参加学生がテーマに基づいてデザインした作品の中から、製品化する作品が選ばれます。これまで振袖のデザインコンテストなどを共同で行ってきましたが、帯のデザインは今回が初めての取り組みとなります。京都で芸術を学ぶ学生にとって、京都の伝統産業である着物について学びながら、デザインやプレゼンを行い講評を受けることはとても貴重な経験です。
2023年5月末から7月初旬にかけて実施された第一回帯プロジェクトでは、「無地のタッサーシルク(野生の蚕の吐く糸を紡いで作ったシルクの一種)の着物に合う半幅帯」をテーマに、京都芸術大学のキャラクターデザイン学科2年生10名、3年生6名の計16名がデザインに挑戦しました。最終プレゼンでは、実寸サイズにプリントされた作品の前で発表が行われました。どの作品もアイデアが素晴らしく審査が難航したとのことですが、最終的に5名6作品が受賞しました。選ばれた作品は今後製品化され、12月初旬より小売店にて販売される予定です。
梅崎紗綾さん「キューティー・ベア」はアレンジを加えて着物を可愛く着こなしたいけれど、そこまではハードルが高いという着物初心者の方へ向けて「一本で簡単にカワイイが叶う!」帯をテーマに制作。ボーダー柄の下地にレースリボンやハート、フリルなどの装飾を加え、クマのぬいぐるみを帯に結び付けたようなデザインに仕上げました。
大西優香さん「和と可愛さ」は、10代から20代の方に向けて、2023年の干支である兎で「可愛さ」を表現しました。和をイメージした巻物と、ロリータやフレンチガーリーをイメージしたレースを組み合わせたデザインです。表のピンクと裏の黄緑は反対色になっていて、裏面が見えた際にハッキリとわかるようにこだわりました。
■株式会社京朋
住所:〒604-8163 京都府京都市中京区室町六角下ル鯉山町505
URL:https://kimono-kyoho.co.jp/hp-kyoho/
■京都芸術大学 https://www.kyoto-art.ac.jp/
12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:12学科22コース(美術工芸学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,976名(芸術学部 正科生、2023年5月現在)
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