安全・高栄養な「やわらか米」で特許査定 医療栄養学科教授とクリスターコーポレーションが技術開発--広島国際大学大学通信 2024.1.10

広島国際大学(学長:清水壽一郎)医療栄養学科の坂本宏司教授とクリスターコーポレーション(広島県府中市)は、摂食・嚥下(えんげ)困難者がエネルギーを効率よく摂取でき、安心して食べられるよう加工した米「やわらか米(酵素含有米)」を共同で開発しました。その技術に対し、2023年11月27日に特許庁より特許査定※を受領しました。

【本件のポイント】
●摂食・嚥下困難者に安心安全、高カロリーの「やわらか米」で特許査定を受領
●「やわらか米」を栄養士向けに紹介する研修を2月に開催予定


 坂本教授は酵素を利用して、食材の見た目はそのままに簡単に押しつぶせるほど軟らかい介護食を製造する技術を開発し、特許を取得しています(特許第7173516号、形状保持型軟化食品の製造方法)。このたび、技術を米に応用し、新たな特許を取得しました。
 介護食の主食となる「かゆ」は水分を多く含み、カロリー不足になりがちです。坂本教授らは酵素の働きを利用して、加水量を減らしながら、かゆと同じくらい軟らかいごはんを炊くことができる米を開発しました。
 生米(無洗米)の水分含量を調整した後、消化酵素(α‐アミラーゼ)を噴霧して製造。家庭用炊飯器のおかゆモードを使って炊きます。おかゆを炊く時の半量程度の水で、全がゆ(5倍かゆ)と同じくらいの軟らかさに仕上げることができます。軟化処理した乾燥野菜をあらかじめ混ぜた炊き込みごはんも開発済みです。摂食・嚥下困難な方が安心して食べられ、エネルギーも効率よく摂取できることから、超高齢社会に役立つ技術として期待されます。
 今回の特許取得を機に、技術をより多くの人に知ってもらいたいと、2月下旬に本学で栄養士や一般を対象にした研修会を予定しています。

■特許の概要
1.特許番号 :特願2020−008252号
2.発明の名称:穀類加工品の製造方法、および軟化穀類加工品の製造方法

※特許査定 審査の結果、特許権を得るに値すると判断された場合に与えられます。30日以内に特許料を納付すれば、設定登録が行われて特許権が発生します。本件は現在、設定登録待ちの状態です。


▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
石村、上田
住所:大阪市旭区大宮5丁目16番1号
TEL:06-6954-4026
メール:Koho@josho.ac.jp

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