総合型選抜(探究成果発表入試)の導入!東京工科大学|大学Times

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大学Times Vol.45(2022年7月発行)

総合型選抜(探究成果発表入試)の導入!東京工科大学 総合型選抜(探究成果発表入試)導入を中心に2023年度の入試体制のポイントを探る

時代の要請に応え、6学部と大学院・研究所での充実した研究・教育を通して、社会で活躍する人材を多数輩出してきた東京工科大学。2023年度入試では総合型選抜(探究成果発表入試)を導入し、入学後の学修や研究をさらに活性化させる人材を広く募集。自身の経験をどう活かし、いかに成長し社会へ羽ばたきたいかを含めて評価する。ここでは、2023年度の入試体制の特長について紹介する。

「実学主義」の学びでスペシャリストを輩出

東京工科大学は、1986年の開学以来、社会が求める深い教養と豊かな人間性を兼ね備えたスペシャリストを輩出してきた理工系総合大学である。「実学主義」を教育・研究の柱に据え、専門知識の修得はもちろんのこと、国際的な教養、ICT(情報通信技術)リテラシーについても育むカリキュラムを展開している。

例えば工学部は、21世紀の諸問題を解決するために、「環境」「産業」「人間」の調和を保ち持続可能な社会を構築すべく、「実学」である「サステイナブル工学」を先駆的に実践してきた。工学的手法を基盤とする幅広い領域のサステイナブル工学を追究するとともに、コーオプ教育など独自のカリキュラムにより、専門性と実践力、国際性を養っている。

総合型選抜(探究成果発表入試)を導入

2023年度の入試における大きな変更点は、総合型選抜(探究成果発表入試)を取り入れる点である。ポイントは、受験生が「総合的な探究の時間」や「探究」と名のつく授業を通して行った「探究課題」の成果、またそこから得た経験などを発表し、それを評価すること。必ずしも探究成果のレベルを問うものではなく、自分で問題点を見つけ課題を立て、情報を集め、整理・分析してまとめた過程やそこから得た経験を問う入試だ。東京工科大学に入学してからの学修や研究にどう活かし、さらにはどのような人に成長し社会へ羽ばたきたいかなども含めて評価する。受験生の「探究成果と経験」と、大学の「学修と研究」をマッチングさせ、受験生の成長を応援することも目的としている。

対象は工学部 機械工学科、電気電子工学科、応用化学科で各2名、応用生物学部 応用生物学科 生命科学・医薬品専攻で3名、食品・化粧品専攻で3名ずつとなる(下表参照)。

総合型選抜(探究成果発表入試)の概要
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工学部の特長

今や日常的に語られる「サステイナブル(持続可能)」。東京工科大学では世間に先んじてその概念を導入している。工学部では、環境・産業・人間が共存共栄する、持続可能な社会づくりを支える「サステイナブル工学」を学ぶ。その取り組みは、新材料の開発、省エネルギー、資源リサイクル、新しい社会システムの創造など、工学的手法を基盤とする幅広い領域にわたる。そしてもう一つ特筆すべき教育体制としてコーオプ教育(Cooperative Education)がある。これは、学内の授業と学外での就労経験型学修を組み合わせた教育プログラムのことで、発祥とされる北米や欧州では盛んに実施され、多くの成果を挙げている。学生は一定期間、企業等で働くことで、就業経験と報酬、大学の単位を手にするとともに、実践力や総合的な社会人基礎力など、従来型のカリキュラムだけでは修得しにくい能力を効果的に身につけることが期待できる。東京工科大学工学部では、コーオプ教育を「単位認定される正規授業」としてわが国でいち早く導入している。

応用生物学部の特長

応用生物学部は、「生命科学・医薬品専攻」と「食品・化粧品専攻」の2専攻体制になっている。「生命科学・医薬品専攻」は、生物が持つ機能を医療や環境保全に生かすための知識・技術を学ぶ生命科学コースと、革新的な医療システムの開発や医薬品の創製を学ぶ医薬品コースに分かれている。一方の「食品・化粧品専攻」には、健康を支える機能性食品の開発や品質管理を学ぶ食品コースと、皮膚・毛髪や化粧品開発について専門的に学ぶ化粧品コースがある。学生は、2つの専攻別に入学し、3年次から両専攻とも2コースに分かれ、3年次後期から各自それぞれの研究室に所属する。

奨学生入試の試験会場が全国10会場に拡大

奨学生入試は、奨学生合格者として入学した方に、返還義務のない年額130万円の奨学金を最長4年間支給することで好評を得ている。募集人員は103名だ。試験は統一入試で2学科・専攻まで併願でき、併願は追加の入学検定料を必要としない。

試験会場は蒲田キャンパス、八王子キャンパス、仙台会場、さいたま会場、静岡会場、名古屋会場に加え、新設の水戸会場、千葉会場、松本会場、福岡会場でも試験を実施し、全国10会場での受験が可能となり、利便性を向上させた。

また大学入学共通テスト利用試験前期・後期において、応用生物学部、デザイン学部、医療保健学部に2科目型を新設(医療保健学部は前期のみ)。個別の学力試験は実施しない。自身の学習スタイルに合わせて、最適な教科・科目数でチャレンジができるため、多様な選択が可能となっている。