【グローバル人材と大学の取り組み 獨協大学】創立50周年を迎え、外国語教育の更なる充実と「内なる国際化」の推進へ!|大学Times

【グローバル人材と大学の取り組み 獨協大学】創立50周年を迎え、外国語教育の更なる充実と「内なる国際化」の推進へ!

グローバル化が進み、多様な価値観が交錯する現在、獨協大学では2014年に創立50周年を迎え、国際化推進ビジョンを策定。外国語教育の充実を基礎として、海外留学の促進、学内の国際化、グローバルな地域貢献を通して、さまざまな国内および国際情勢に対応し、国際的な視野に立つ教養人の育成を目指す。

国際化推進ビジョンによって
外国語教育を核に国際人を育む

獨協大学

獨協大学は、天野貞祐・初代学長が提示した「大学は学問を通じての人間形成の場である」を建学の理念としている。さらに、学則1条において「外国語教育を重視して今後の複雑な国内および国際情勢に対処できる実践的な独立の人格を育成する」と謳い、「学位授与方針」においても「外国語の能力を有し、国際的視野に立つ教養人に学位を授与する」としており、外国語教育と国際人を目指した人材教育に力を入れている。

そして、創立50周年を迎えた2014年度、さらなる国際化推進に向けたビジョンを発表。外国語教育を基礎に、異質な文化や考え方を寛容かつしなやかに受け止めて「理解する力」、多様な文化的・社会的・歴史的背景を持つ人々と交流し、良好な人間関係を構築しつつたくましく「自己発信する力」「行動する力」を持つ人格を育成することを目指すとしている。

この国際化推進を実現するために、①外国語教育の充実を核とする国際的共学の場の創出、②学生の海外留学の促進、③学内の国際化、④グローバル化した地域への貢献について具体的な目標と方策を掲げている。

英語で学ぶ専門科目や
留学生とともに学ぶ科目を設置

本学では、全学部の学生が「全学総合科目」と「外国語科目」から好きな科目を履修できる「全学共通カリキュラム」において、TOEICRスコアを参考にした習熟度別・少人数クラスによる英語教育、またドイツ語をはじめ12の言語、2つの古典語から選べる外国語教育を実施しているが、これをさらに拡充。学部生と留学生が共に学べる科目を増やし、英語で専門に関するテーマを学ぶ科目をすべての学部において設置し、国際的な理解力を育成していくことを目指している。

外国語教育を推進するためには、外国人教員の果たす役割が大きいが、現在本学では専任が19人、非常勤111人が在籍。学術交換協定校を中心に交流をより活性化し、本学の研究と教育に資する教員を招聘し、全学部において専任率を上げていく。

2016年度までに派遣留学生数の
20%アップを目指す

また、本学では留学を長期的な人間形成(キャリアデザイン)に資する制度として積極的に支援。留学中の授業料免除、奨学金の支給、単位認定などを行っている。2014年度のデータでは、本学の許可を得て海外の大学で1〜2学期間留学する長期交換留学に約100名、春休みや夏休みを利用して本学の協定大学で研修する短期の協定校留学に約180名が参加。しかし、2016年度までに派遣留学生数を20%アップすることを目標に掲げ、現在14カ国44大学の海外協定校を2016年度までに50校へと増加。海外インターンシップや大学研修プログラムなど、語学留学にとどまらない留学プログラムも充実・発展させる。

なお、留学を躊躇する原因のひとつに、就職への不安が挙げられることから、キャリアセンターと協力して、留学前から帰国後にかけて就職支援・サポートを徹底していく。

外国人学生・留学生との交流を
通してキャンパスの国際化を促進

獨協大学

加えて、キャンパス自体のグローバル化・国際化を推し進め、学内での学生生活を通じて国際的な視野が得られるような環境を整備していく。外国人留学生の受け入れを2016年度までに20%アップさせることを目指す。また従来の海外協定校との連携を強化しつつ、英語のホームページを作成して海外へ広報を積極的に展開。各国の教育事情に応じた大学院生の受け入れ方についても今後検討していく。

また、外国人学生・留学生と一般の学生が交流する場所を提供することも必要である。2007年、学生や留学生が授業時間外でも外国語や外国文化に触れることができ、気軽に異文化交流できる場所として創設されたICZ(International Communication Zone)の運用を見直し、一般学生と外国人学生・留学生の恒常的な接点となるように改める。あわせて、ICZや国際交流センターなどで行われてきた交流イベントをより支援し、学内の「内なる国際化」を一層進めていく。

外国籍市民との交流により
グローバル化した地域貢献を実施

獨協大学

本学がある埼玉県草加市周辺には、多くの外国籍の市民が在住しており、地域とのさまざまな交流によって地域貢献できるとともに、学生が多言語、多文化社会で生きる市民であることを意識できるいい機会ととらえている。そこで、今までも行われてきた草加市国際交流協会との共催による「国際交流フェスティバル」などでの外国籍の市民との交流に加えて、外国籍市民への日本語学習支援や生活サポートボランティアなどの協力の可能性を模索していく。

現在、留学生の受け入れ先の住居として、UR都市機構の提供する賃貸住宅を利用しているが、これとあわせて2020年度中の完成を目指しているインターナショナル・セミナーハウスを、地域住民と外国人留学生との交流の場として提供していく。また、外国人学生ためのインターンシップとして地元企業や地方自治体で提供されているものを積極的に紹介し、地域と連携して、外国人学生の就業体験を支援する。