「大学ism」〜わが大学の誇り 東京経済大学|大学Times

「大学ism」〜わが大学の誇り 東京経済大学

東京経済大学

「大学全入時代」といわれて久しいが、大学が門戸を広げ過ぎた影響からか、学力の低下や向学心に欠ける学生の増加が問題となっている。そのような中、東京都国分寺市にある東京経済大学の学生は、2年次より行われる専門ゼミにおいて積極的に活動し、さらに大学が設置する資格・検定試験支援プログラムを多くの学生が利用し、成果を上げているという。「満足度の高い」大学としても定評のある同大の、学生にやる気を起こさせる秘訣を伺った。

学生が自ら考え行動する、主体性を生み出す「実学教育」

東京経済大学で強調されている「実学教育」とはどういうものですか。

本学ではまず、入学時の「新入生ゼミ」を通して、大学生としての学問への取り組み方を学び、1年次の後期には2年次以降の本格的なゼミ活動のための調査・分析方法や論文の書き方を修得します。多くの大学では、ゼミは3年次からはじまりますが、本学の専門ゼミは2年次からはじまり、学年に関係なく、4年生までが一緒に学び合います。少人数で構成されたゼミにより、学生は先生を囲んでさまざまな問題を提起し、研究を進め、人前で発表することを学びます。学生はゼミの中で仲間と切磋琢磨し、自ら考えることで、主体的に行動する力を養うのです。

高校時代「自分が何をしたいかわからない」と言っていた学生も、ゼミで学び、資格や検定に挑戦する学生が多い環境で学ぶことで、徐々に自分のやりたいことを見出し、主体性を身につけていきます。 今、社会では「自ら考え、問題解決する力」が求められています。本学ではゼミや資格取得を通して、そうした力を学生が身につけ、社会に貢献できる人材に成長してほしいとの思いで教育に取り組んでいます。

資格取得にとどまらず、大学ならではの「学びのおもしろさ」「実践力」を修得

東京経済大学

難関といわれる「公認会計士」の試験に東経大の現役大学生が合格されたと伺いましたが・・・

2014年度の公認会計士試験に本学の在学生6名が合格しました。合格者の内訳は3年生4名と4年生2名です。

貴学の学生数を考えると、非常に多い合格者数だと思うのですが、通常のカリキュラムとは別の特訓クラスのようなものを設けたのですか。

「アドバンストプログラム」という少数精鋭の選抜プログラムの中に会計プロフェッショナルプログラム(会計PP)というものがあります。会計PPの所属生は、所属生を対象とした特別な授業により、会計全般にわたる知識を学びます。少人数で指導を受けられるとともに、会計科目担当教員が面談や学習相談にも随時応じるなど、サポートが充実しています。また、一部学生を本学の卒業生が代表を務める会計事務所にインターンとして派遣するなど、実務経験やモチベーションアップの機会を与えています。

会計PP所属生は本学と提携している専門学校でも資格取得に特化した講座を受けられます。受講料は全額大学負担なので、所属生は経済的な心配なく勉強に取り組むことができます。大学での学びと専門学校の講座の相乗効果により、さらなる理解を深め、資格取得のみならず実践的な知識を身につける取り組みが本学の特徴です。

会計プロフェッショナルプログラムの他にも学生をサポートしている制度があるのですか。

「アドバンストプログラム」には会計PPの他に金融キャリアプログラム、法プロフェッショナルプログラム、PRプロフェッショナルプログラム、グローバルキャリアプログラム、TKU −ベルリッツ・プログラムがあり、それぞれ高度な資格や語学力の習得にチャレンジする学生に費用のバックアップはもちろん、レベルの高い学習環境を用意しています。

また、キャリア・サポートコースという学生の資格取得を支援する部署では、資格取得指導に定評のある専門学校の講師を学内に招き、学内でWスクールを可能にする講座も(一部の資格を除き)全学生を対象に開講しています。本学の学部に関連する簿記検定試験対策、宅建試験対策などに加え公務員試験対策などのメニューがあり、これらも個人で専門学校に通う場合と比べると半額以下で受講することができます。

多くの仲間と合格まで切磋琢磨できる環境の提供

資格取得や公務員試験対策などは他大学でも行われていると思いますが、東京経済大学で多くの学生が成果を残している理由はどんなところでしょうか。あ

本学では毎年全学生の5分の1程の学生がキャリア・サポートコースを活用しています。これだけ多くの学生が資格取得や公務員試験対策などを受けている大学は他にはあまりないのではないでしょうか。本学の多くの学生が資格取得等に熱心に取り組むのは、多くの仲間と励まし合いながら切磋琢磨していける環境があるからだと思います。国分寺の落ち着いた風土を反映してか、以前から本学には真面目にコツコツ頑張る学生が集まっていました。20歳前後の若者が考える「頑張る=恥ずかしい」という空気ではなく、「周囲に負けないよう、仲間と切磋琢磨し頑張ろう」という学生の気風も成果を残している理由の一つではないでしょうか。

本年度、法科大学院にも4名合格されているとのことですが、現代法学部の学びの特徴は何ですか。

2012年から、義務教育で法・契約教育が始められています。2000年に設立された現代法学部では、学生にとって身近な消費者・環境・福祉に関する法的問題を考えることを通じて日本法全体を学ぶ特徴あるカリキュラムとしています。1990年代以降、日本法が大きく変わりつつあり、特に国民が活用する「民事ルール」が増えています。全ての国民・職業人が法的センスや法的知識を身に付けなければならない「法化社会」が到来しているのです。本学の現代法学部では「法化社会」で活躍できる人材を多く育てるため、法律の暗記ではなく、法律の背景にある現代社会の問題を深く考えさせるようなカリキュラムとしています。また、法資格取得志望者や、より専門的に法を学びたい学生のために、前述の「アドバンストプログラム」内に法プロフェッショナルプログラムを設けており、徹底した少人数教育を行っています。各種の資格取得支援制度が機能して、毎年コンスタントに法科大学院合格者を出していますし、司法書士試験の現役合格者も出ています。また司法試験の合格者も、この5年間で3名輩出しています。

最後に高校生にメッセージをお願いします。

「大学に進学したいが、何を目指したらいいかわからない」という高校生は是非東京経済大学を見学に来てください。  大学では何を学ぶのか、ゼミとはなにか、取得できる資格や将来の就職のことなど何でも相談に乗ります。また、校内では仲間と充実したキャンパスライフを送っている先輩たちの姿を見つけることができると思いますよ。