【新キャンパス・新施設特集】東京農業大学|大学Times

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大学Times Vol.31(2019年1月発行)

【新キャンパス・新施設特集】東京農業大学

学校法人東京農業大学は、2021年に創立130年を迎えるにあたり、将来構想として2015年から2018年の4年間にわたる中期計画の策定・実行に取り組んできた。この度、東京農業大学が中期計画の基本方針とアクションプランに基づいた新施設設置を行った目的について探る。

新施設誕生

先に発表された中期計画には、「キャンパス環境整備」という項目があり、その中のアクションプランに「世田谷キャンパスの新研究棟建設の早期着工、既存施設の整備等」、「厚木キャンパスの学生目線によるインフラ整備、研究室の学科集約等」が定められている。

世田谷キャンパスの研究・教育の中核施設となる新研究棟が、2020年春の開始を目指して建設中である。新研究棟は、地下1階地上8階建てで建設され、キャンパス最大の建物となる。同キャンパス内に点在する、4学部15学科の研究室を集約した研究棟には多種多様な研究室がそろい、最先端の研究を行う。学部フロアの中間階に学部事務室を設置するほか、各ブロックをつなぐ共用部分に交流スペースを配置し、コミュニケーションを誘発することで「共同研究」を連携強化させる目的がある。「研究教育の中核施設となりうる新研究棟は、農大の研究の泉、土壌としての役割を果たし、多くの有為の人材が育成される」と期待されている。新研究棟完成後は、国際センター建設など、新たなキャンパス整備を進める予定だ。

厚木キャンパスに建設される新たな実験・実習棟は、地上3階建て。1階は肉・乳・農産物の加工実習を行う農産食品加工実習室、2階は生物系実験室、3階は化学系実験室を設置し、最新の設備を用いた幅広い実験・実習を行える環境となる。

東京農業大学

6学部23学科による教育

同大学は新施設の建設に取り組むことにより、農業系大学の先駆者として洗練された学問領域をさらに拡大させる努力も怠らない。2018年4月より6学科の名称変更をはじめ、農学部にデザイン農学科、生物資源開発学科の新設を行ったことで、現在は6学部23学科による教育を実践している。このことから、「農学」だけではない農学と生命科学系総合大学としての学びの幅広さが見て取れる。

〈農学部〉
新設学科を新たに加え、植物や動物の生命に関する知識・技術について、基礎から応用までを科学し、その成果を農学の発展につなげていくことをめざす。

〈応用生物科学部〉
農芸化学科が生物応用化学科より名称変更され、農学の知識と知恵を食品・発酵・健康・環境・エネルギー分野に広く応用し、国際的視野に立って実社会での活用をめざす。

〈生命科学部〉
生命を調節する分子をデザインし、最小の生命である微生物の新機能を創製、植物育種や動物個体発生・脳機能といった高次生命機能解明まで、ミクロからマクロまでを統合的に捉える教育研究を行う。

〈地域環境科学部〉
生物に対する深い理解を学びの基礎におき、自然と人間が調和する地域環境と生物資源を保全し、それを利用しながら管理していくための科学技術の確立をめざす。

〈国際食料情報学部〉
「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて、国際的情報網の活用のもと総合的・実践的に挑戦する」をモットーとする。

〈生物産業学部〉
生産・加工・流通を一連の流れとして捉えながら、産業がより社会に貢献するための道を自然科学の視点から探求し、また社会経済的な視点から改善することをめざす。北方圏農学科が生物生産学科より、海洋水産学科がアクアバイオ学科より、食香粧化学科が食品香粧学科より、自然資源経営学科が地域産業経営学科より名称変更されている。

21世紀の食料、環境、エネルギー、健康問題の解決を担う使命

学生約13,000人、教員3名体制を基本とする145の研究室を誇るわが国最大の農学・生命科学系総合大学。国内ではいうに及ばず、海外でもNODAIの愛称で知られている。創立128年目を迎え拡大する時代や社会のニーズ、農学領域に応えてきた同大。創立以来17万余名の卒業生を輩出し、農業・食品関連産業、公務員、教員をはじめ地域のリーダー、研究者として第一線で活躍を続けている。
東京農業大学は絶えず前進し、食の安全と健康から、生命科学、生産科学、生活科学まで、21世紀を担う使命をおびて進化を続ける。

東京農業大学
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2018年以降の大学新キャンパス・新施設一覧

2018年に開設した、また2019年以降に開設・建設・移転される予定の、各大学のキャンパスや施設について、ビジュアルと共に紹介する。
※この記事内容は、(株)さんぽうが各大学が公開している情報を独自に調査し、まとめたものです。国内全ての大学に関する新設キャンパス等の情報を取り扱っているわけではありません。ご了承ください。

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