
今回で2年目となるこの事業の中心的存在の2名の先生にインタビューを行いました。

進路指導課主任
阿武朗広先生

進路指導課教諭
成田真由美先生
―キャリア形成事業2年目になりますが、どこか変わった点は?
阿武先生 : 昨年はゼロからのスタートでもう計画通りに進めることで精一杯でしたが、今年は昨年ベースがあったためいくつか工夫をしました。三重県の高校に先進校視察へ行き、そこでキャリア教育は3年間の日々の生活そのものと直結しているととらえる必要があることを学び、1日1日の生活=キャリア教育を意識して取り組みました。特に、毎月発行する生徒向けの進路タイムズでは、「安曇川高校の進路ストーリー」として、具体的にその時期に取り組むべき項目を明記し、生徒の現状を確認しながら指導していきました。また、特別授業として安曇川町出身の石黒浩先生に「アンドロイド」の講演をしていただきました。その他にも著名な先生方からの話を聞く機会を設け、どれもが単発ではなくつながるようにテーマ設定など工夫しました。
―今回新たにメンバーに選ばれた成田先生はどんな役割を?
成田先生 : 私はまだ教員2年目で、ほとんど阿武先生に教えてもらいながらの任務でした。そんな中意識したのは、この計画と生徒とのパイプ役となることです。ただ参加して体験するで終わらないように、この体験にはどんな意味があるのか、どんな意図があるのかを常に生徒にわかってもらうように話しかけを行いました。また、報告書作成、発表などの形できちんと行ったことを整理、まとめるよう指導しました。
阿武先生 : 教員としての経験値はまだこれからですが、生徒目線にたったアドバイスは本当に助かりました。教員側はいろいろ勉強や知識、情報を入れ頭の中で理想がふくれていきますが、実際の生徒は初めてのことで知識も経験もなく、教員との温度差が出てしまいがちです。そこをうまくパイプ役として力を発揮してくれました。
―昨年に比べ生徒の様子はどうでしょうか?
成田先生 : この事業を志願する生徒が増えました。昨年は教員側からプッシュする形で参加した生徒もいましたが、今年は自ら志願する生徒が多く、先輩から「参加した方が良いよ」とアドバイスもらった生徒もいたと聞いています。生徒同士のつながりでこの事業が育まれている印象です。
―今後の課題は?
阿武先生 : この事業での取り組みが実際の、進学や就職での試験につながるような工夫が必要だと感じています。もちろん将来の職業観を養うことは重要ですが、現実の進路実現のために必要な学力は、生徒自身の努力がいります。そのためのモチベーションや指導方法などがこの事業とも連動するようになればよりよいものになると思います。そのための仕組み作りに私自身努力していきたいと思っています。
ありがとうございます。昨年よりパワーアップしている印象です。実際に生徒インタビューでも積極的に発言する生徒が多く驚いています。通常業務の中での取り組みで先生方は大変な苦労があったと思います。ただその先生方の努力はしっかり生徒に伝わっているように感じます。参加した一部の生徒や教員だけでなく、生徒、教職員全員がその経験などを共有し、さらなるよき事業になることを期待しております。