進路指導インタビュー・レポート 洛陽総合高等学校|大学Times

進路指導インタビュー・レポート 洛陽総合高等学校

洛陽総合高等学校(京都府京都市)

大正13年に創立された洛陽高等技芸女学校を前身とする長い歴史をもつ伝統校。
2年次から系統の選択によって、専門教育の授業をカリキュラムに組み込める「総合学科」を設置しており、生徒の多様な進路選択に対応しています。

取材日 : 平成28年3月
取材高校 : 洛陽総合高等学校
対象 : 総合学科1年生
内容 : 「産業社会と人間」年間授業をおえての成果発表会

【概要】

洛陽総合高校の特徴的な授業が「産業社会と人間」という、1年次に週2時間行われるキャリア教育の授業です。この授業で生徒たちは、職場見学、インターンシップ、講演会などを通じて社会への知見を深めながら、同時に自分の将来を考え、最終的にライフプラン(人生設計)を完成させます。2年次の系統選びも、この授業のなかで1年間をかけてじっくりと考えていきます。

洛陽総合高等学校

【産業社会と人間 実施内容】

  • 職場見学・ジョブシャドウ
  • 社会人講演会
  • 伝統産業体験・講演会
  • インターンシップ
  • 大学見学・説明会
  • 科目選択
  • ライフプラン作成
  • ライフプラン発表会

【担当教諭より】

洛陽総合高等学校
永木美由紀先生

「産業社会と人間」の授業の目的は、自己の生き方について探求させつつ、職業選択に必要な能力や態度、コミュニケーション能力を育成することです。
当校ではその方法として、体験的学習を重視したカリキュラムを組んでいます。様々な取り組みを通して、自分で選択して行動し、自信と達成感を養い、学ぶことの意義を考えさせることに指導の重点を置いています。
1年の終わりには授業の集大成として、生徒それぞれが自分のライフプランを作成し、自分の将来について真剣に考えました。こちらで紹介する生徒は、各クラスの代表者として全校生徒の前でライフプランを発表し、喝采を受けた4名になります。

発表者インタビュー

ライフプランの発表を終えた総合学科1年生4名のインタビューを実施しました。

山本友葵さん

山本友葵さん

中村大輔さん

中村大輔さん

中野翔真さん

中野翔真さん

中尾里菜さん

中尾里菜さん

―ライフプランの発表テーマはどのように決めたのですか?

山本さん : 高校へ入学してからなかなかやりたいことが見つけられなかったのですが、周囲からの背中を押されてバドミントン部に入部しました。今一番、燃えていることなのでテーマにしました。

中村さん : 僕は小さい頃から車が好きで、将来は整備士になりたいのです。同級生の友人たちに対してその目標を発表したらもっと頑張っていけるかなと思ってテーマにしました。

中野さん : 僕は社会福祉士になることを考えています。自分の家庭が母子家庭なこともあり、同じように困っている人を助けたいと思います。また、ニュースで生活保護を受給している世帯が年々増加していると聞きました。社会福祉士になって少しでも社会に貢献したいと考えています。

中尾さん : まだ将来の目標をはっきりとは決めていません。難しく考えず、今思っていることをそのまま発表しました。

―多くの人を前にしての発表でしたが、どんな気持ちでしたか?

山本さん : 自分からやりたいとアピールした上で選んでもらったので、頑張らないといけない、男らしいところを見せたいと思いました(笑)。

中村さん : 本番の直前まですごい緊張していたのですが、舞台の袖に入ったときに、せっかくこの800〜900人の前で自分の意見を発表するのなら、将来絶対に自動車整備士になるぞというメッセージをしっかり伝えようと思って、それで吹っ切れました。

中野さん : 今まで人前に立って代表として発表する機会もなかったので、とにかく頑張ろうって思いました。

中尾さん : 最初はあまりやる気が起こらなかったんです。でも、終わった後にみんなに褒められたので、やってよかったなと思いました。

―発表を終えて自分の中で変わったことなどありますか?

山本さん : 勉強面や部活面で色々とやる気が出てきました。たとえば部活の練習試合で負けていたら、これまではくじけていたんですが、今では「まだやれる」と前向きに考えるようになりましたし、先輩とも「もっと上を目指そう」と言い合えるようになってきました。ライフプランの発表以来、いろいろなことが変わってきたと思います。

中村さん : みんなの前で整備士になりたいってことを発表したことで、自動車関係の専門学校や短大を調べて資料を請求したり、進学に対して具体的に行動するようになりました。

中野さん : 発表を終えて周りの友達から「いい発表だった」と言われて自分に自信がつきました。また、「社会福祉士になる」という夢をみんなの前で公言してしまったので、きちんと叶えないといけないと思いました。

中尾さん : 堂々としてるから司会者とか声を使う仕事したら?といろんな人に言われたことで、そういう道もいいなと、自分の将来をそういう方向で考えるようになりました。

―これからの高校生活の目標と将来こんな大人になっていたいというビジョンがあれば教えてください。

山本さん : 僕は大学に進学するため勉強を頑張っています。また、部活でバドミントンを始めたからには誰よりも上手くなって、全国大会に出場するという1つの大きな目標を作りました。
将来は、自分が持っている良いところ、そして悪いところまで含めて、いい形で活かせる仕事に就きたいです。

中村さん : 一時期は欠席しがちだったことがありました。しかし今は、毎日しっかり学校に来て授業を受けるという、当たり前のことを確実に高校生活の中でやっていこうと思ってます。
自分の目標である自動車整備士にしろ、ほかの仕事にしろ、今の時代、ほとんどの仕事がお客さんを相手にする仕事だと思います。自分のこともそうですが、誰かを幸せにするってことを絶対にしていきたい。そういう大人になりたいと思ってます。

中野さん : 自分は中学生時代、勉強が苦手だったのですが、高校入ってから成績がちょっとずつ良くなってきました。社会福祉士になるには大学に進学して資格を取らなくてはならないので、今の感じをキープして、これからも勉強を頑張っていきたいと思っています。
今までは先生とか親に支えられてきたと思うので、大人になったら今度は自分が仕事を通して、困っている人を助ける側にまわりたいと思っています。

中尾さん : まだ夢ははっきり決まっていませんが、2年生3年生になって見つけられたら嬉しいですし、卒業した時にこの学校を選んでよかったなと思えるように高校生活を送りたいです。将来は、素直な大人になりたいですね。

今日は、貴重なお時間頂いてありがとうございました。