進路指導インタビュー・レポート 兵庫県立香寺高等学校|大学Times

進路指導インタビュー・レポート 兵庫県立香寺高等学校

兵庫県立香寺高等学校 担当教諭インタビュー

進路ガイダンス終了後、2名の先生にインタビューを行いました。

池田晃敏先生
総合学科推進部部長
池田晃敏先生

伊藤利浩先生
2年次主任
伊藤利浩先生

―本日の進路ガイダンス実施の目的やねらいは?

池田先生 : 高校までの授業と大学での学びは全く違います。受身ではなく主体的に授業に取り組むことの必要性を学んで欲しいと考えています。社会に出る前に学問の魅力を理解し、将来のビジョンをしっかり描いて何をすべきかを考えるきっかけにすることが目的です。何となく将来の職業を「良いなぁ」と思い描くだけで、そのための具体的な行動ができていないことはよくあることです。直前になって適性がないことに気付き時間切れとならないよう、そのヒントとなることを提供し気付きに繋がることができればと思っています。

伊藤先生 : 1年次から「キャリアプランニング(産業社会と人間)」において、いろいろと手をつくしています。2年次は今回で2回目の模擬講義体験となるので、進路についてより具体的な方向性を見出してもらうことがねらいです。

―このガイダンスをきっかけに生徒にはどんな事を望みますか?

伊藤先生 : 進路目標を早く設定して、その進路に向けた具体的な対策のスタートをきって欲しいです。受験が必要な場合であれば、そのための学習計画など具体的な行動に移ってもらうことを期待しています。

池田先生 : 今回の講義を受けて感じた疑問点を、少しでも解決する行動をとって欲しいと思います。オープンキャンパスなど自ら解決するための行動です。就職、公務員希望者は、ただあこがれや職業イメージだけで考えている状態で、まだまだ乗り越えるべき課題がみえていないことがあります。仕事の分析と同時にその適性に関しての情報収集も大切です。今回の講義を受けて、最低限必要不可欠なことが何なのかを知って実行する中で、社会に出た時に必要な課題解決力を身につけてもらいたいです。

―高校独自の取組み、進路指導のポイントは?

伊藤先生 : 2年次は夏のオープンキャンパスに全員参加するよう指導しています。参加した後はレポート提出を課題としています。安易な選択とならないために、自分の進路にきちんと繋がるような見学となるよう指導し、また保護者の理解をきちんと得るよう指導しています。9月以降は、現在3年次が行っている早朝学習を2年次でも導入したいと考えています。朝の読書や新聞を読ませるなど通常授業ではなかなか取り組めない学習が出来ればと考えています。

池田先生 : 1年次は体験の基礎を積む期間ととらえており、今回の講義をはじめ講演会や職業人座談会も予定しています。
聞くだけの講演会とならないよう、講師の話の中から大事な部分をつかみとり、それを自分の生活に落とし込む力を養えるよう工夫しています。また、座談会として実際に働いている方を招いて、少人数グループごとに講師との会話を重視したプログラムも用意しています。司会進行や挨拶など生徒に役割を与え自発的な会となるよう段取りしています。その成果もあってか、香寺生はグループワークなど指示された場合でも尻込みせず積極的に取り組むことが出来、講演した講師からお褒めの言葉をいただくことも多くあります。普段から挨拶ができており、行動することには前向きなのは香寺の大きな特徴なので、その部分はもっと伸ばしていけるような指導を心がけたいです。

―最後に香寺高校自慢(特徴)がありましたら

伊藤先生 : キャリア教育に関する授業では発表する機会が多いので、人前で自分の意見や考えが言える生徒が増えているように感じます。発表する者はもちろんですが、その発表を聞いている生徒達も大きな刺激を受け、生徒同士お互いに高めあっている気がします。そこが香寺の特徴といえるんじゃないかと思います。

池田先生 : 香寺気質とでもいうのでしょうか、入学時より挨拶がしっかりできています。また一部の生徒だけでなく、全体が積極的に行動できる雰囲気があります。学校側も総合学科の特徴を活かしプレゼンテーション力をつけるために様々な訓練をしており、「伝える」ではなく「伝わる」をキーワードにして学んでいます。総合学科発表会では、6分間の発表内容を暗唱し、アニメーションなどパワーポイントなどのソフト機能に頼るのではなく、声量、話し方など聞く人の立場に立った発表をしています。プレゼンターとしての技術を磨くため、各年次ごとに適した内容で一生懸命頑張っている姿を良く見ます。今年度の総合学科発表会は、平成28年2月7日に姫路市文化センターで行います。今回は、香寺高校が主管となり、兵庫県の総合学科が集まった兵庫県大会として開催します。

ありがとうございます。総合学科としての特徴を最大限に活かした特徴あるプログラムと先生方の熱心な指導で、年次が上がるととともに着実にキャリアアップできる魅力ある学校だと感じました。集団生活でとても大事な先生方と生徒が見ている方向が同じであるという印象も受けました。今回の模擬講義をひとつのきっかけとして、進路実現に向けて積極的に行動し、納得いく進路選択をしてもらことを期待しています。