“中規模”大学ならではの魅力を十二分に発揮!面倒見の良い大学 東京経済大学|大学Times

“中規模”大学ならではの魅力を十二分に発揮!面倒見の良い大学 東京経済大学

今、東京経済大学の取り組みが注目を集めている。学生一人ひとりに目の届く丁寧な教育、積極的なゼミ活動、資格取得や留学に対する頼もしい支援など大規模大学では成し得ない心配りが有効に機能しているためだ。またワンキャンパスによる大学と学生間の密なるつながりや充実した新設備など、武蔵野の自然に囲まれるという恵まれた環境も相まって、「満足度の高い大学」としても注目を集めている同大の人気の秘密に迫った。

より高品質な大学教育をめざして

東京経済大学

創立114年の伝統を誇る東京経済大学は、大成建設、サッポロビール、帝国ホテルなど多くの企業を設立した大倉喜八郎によって創立された。外国貿易のパイオニアとして活躍した大倉喜八郎が「世界共通の商業知識を持った人材の育成が必要」と考え同大の前身である大倉商業学校を創立して以来、常に「進取」と「実学」を重視した教育が実践されてきた。特に、同大のゼミはクオリティーの高さが評価されているが、その一例として毎年行われている、日本銀行主催の「日銀グランプリ」での活躍が挙げられる。「日銀グランプリ」は年に一度、全国の大学(ゼミ)が金融経済分野の小論文・プレゼンテーションを競う大会で、2013年度は39大学から120の応募があった。同大のゼミは直近6年連続で入賞を果たし、前々回大会では最優秀賞に輝くという実績を誇っている。全国の名だたる大学と競う場での安定した好成績は「進取」、「実学」の精神を大切にしてきた同大の姿を表す例と言える。

1年生を対象にした初年次ゼミでは、15〜16名程度のクラスを編成し、入学当初は大学生として学ぶための基本行動を教わり、秋以降は2年次以降の本格的なゼミ活動のための、調査・分析方法や論文の書き方を習得する。入学時のきめ細かな指導に始まり、学年を重ねるにつれ専門分野の知識を修得していき、前述したような実績を生んでいる。

毎年恒例の「ゼミ研究報告会」は、学部教育のフィードバックとなる学内の一大イベントとなっている。発表だけでなく質疑応答も活発であり、学生ひとりひとりの日々の研究活動に対する真剣さ、熱意が伝わってくる。上級生にとってはゼミ活動の集大成となり、下級生にとっては今後のゼミ選択をするための大切な機会となっている。

資格取得・留学を目指す学生への手厚い支援
東経大独自の奨学金制度の充実

資格取得には、「キャリア・サポートコース(CSC)」と「アドバンストプログラム」の二つの支援制度がある。

CSCとは、同大が支援する資格取得のための講座のことだ。資格取得指導で定評のある専門学校との提携でキャンパス内でのダブルスクールを可能にしている。受講料支援もあり、経済的・時間的な負担を抑えて資格取得にチャレンジできる。また、同大の卒業生であり、株式会社京セラの元社長である安城欽寿氏の寄付金を基金として設けられた安城記念奨学金も活用できるようになっており、資格取得へのハードルがグッと下げられている。

「アドバンストプログラム」は、難関資格や語学力向上に挑戦するプログラムだ。会計、法律、金融などのコースがあり、少人数選抜制で効率よく学ぶ。公認会計士・税理士などの難関資格取得のために、専門学校に通えば年間数十万円程度の受講料が必要となるが、同プログラム対象者は、提携専門学校の費用の“全額”を大学が負担する。このような取り組みの結果、同大では毎年複数名の学生が、在学中に公認会計士試験合格等を果たしている。また、同プログラムのグローバルキャリアプログラムを活用すれば、留学先機関の入学金・授業料、保険料を同大が負担するだけでなく、正規の授業と認定されるために休学することなく約5ヵ月の海外語学研修が可能となる。留学期間最後の2週間は企業でのインターンシップも体験できるだけでなく、留学前後の教育も充実しているため、一般的な語学留学以上の成果が実感できることだろう。

資格取得や海外研修に関する費用を大学が全額負担するというのはあまり例を見ない。1年生からスタートできる「公務員対策入門講座」など、学生の多様なニーズに即した講座を設けていることも経済的な負担をカバーしていることと併せて、同大の資格取得支援が人気を集める要因になっている。

就活の不安を一蹴
1年次からのキャリア教育と丁寧なフォロー

キャリア教育のスタートは早い。1年次から“全学生”がキャリアセンターの職員と面談を行い、まずは学生生活の目標を見出すことから始める。徐々に就職の心構えや課題について触れることで、3年次から本格的に始まる就職活動への助走をつける。面談に加え、キャリア支援に関する説明会などで情報に触れるうちに、学生たちは仕事観を養い、自分の適性や特徴を見極められるようになる。このようなステップを通して、入学時は少数の有名企業名しか知らなかったような学生が、3年次には質の高い就職活動のスタートを切ることができている。キャリアセンターが、就職活動中の学生一人ひとりへ電話をかけ、悩み事や困っていることに対してフォローをしている努力も見逃せず、この電話作戦はいい意味で「大学がここまでするのか」と父兄を驚かせている。

全学生の約3割が何らかの資格を取得するために大学の資格取得支援制度を利用するなど、同大には、まじめにコツコツ頑張るタイプの学生が多い。教職員が学生一人ひとりをフォローするのにも限界があるが、学生数約6300名という人数こそが、これらの魅力あるプログラムやシステムを運営する上でのメリットとして機能していると思われる。さらに、ハード面にも中規模大学ならではの良さを学生に提供しようという同大の姿勢が表れている。日本建築学会の作品賞を受賞した図書館が現存しながら、本年4月に新図書館が誕生する。校舎を増築して学生数を増やすという選択肢を取らず、学生一人ひとりへの高品質な教育を提供しようという同大学の真摯な教育スタンスの表れである。

この精神はOB、OGにも浸透している。同大には主要卒業生団体「葵友会(きゆうかい)」のほか、葵マスコミ会、葵流通会、葵金融会、大倉公認会計士会、税理士葵会という業界別団体も存在し、学生の就職支援を行っている。卒業生団体が業界別に結成されているのは珍しく、その充実ぶり、後輩に対する面倒見のよさには目を見張るものがある。

武蔵野の緑豊かな環境の中、強靭な人的結びつきを誇る東京経済大学。歴史と伝統に育まれた教育体制は、今、最も熱く、面倒見の良い大学の一つであると言っても過言ではない。