【特集】東洋大学イブニングコース|大学Times

【特集】夜間・通信制学部特集 昼間部に劣らないシステムが充実 今、夜間・通信制学部のメリットが見直されている

「あらゆる人に教育の機会を」一人ひとりの学びのスタイルを支援する 東洋大学イブニングコース

経済不況の影響から大学への進学をあきらめる学生が少なくない。 東洋大学は創立者井上円了氏の「あらゆる人に教育の機会を」の理念のもと、 6学部9学科にイブニングコースを設置し、進学断念のケースを少しでも減らすために最大限の努力を払っている。「自分の力で大学に通いたい」「働きながら学びたい」_。そんな学生の勉学意欲や就学志向の実現を支える同大学のイブニングコースに迫った。

東洋大学イブニングコースの歴史について教えてください。

本学のイブニングコースは、創立者の井上円了の「あらゆる人に教育の機会を」という理念を受けて、1950年代に文・法・経済・社会の各学部に2部を開設したことが起源です。現在は経営と国際地域の2学部を加えた6学部9学科にイブニングコースを設置しています。

イブニングコースの授業はどのように行われているのでしょうか?

授業は18時10分から21時20分の間に、90分を1限とする授業が2時限行われ、その中で1部(昼間部)と同様の科目を効率的なカリキュラム編成によって学修することが可能となっています。さらに他学部や1部の受講可能科目を履修することができるのも特徴で、専門知識を深めながらの幅広い学びを実現することも可能です。また教授陣も1部と同じ教員が担当していますので、1部に勝るとも劣らない学びの質が用意されている点が、本学イブニングコースの魅力の一つと言ってもいいでしょう。

就職に向けた講座も充実していて、公務員採用試験を意識した学びや資格の取得を目指した学修も可能で各種対策講座を実施しています。学部や学科によって若干差異はありますが、高等学校教諭一種や中学校教諭一種、図書館司書などの免許状を取得することもできます。

昼間部と同じ教育の質が用意されているようですが、学費の面での負担は?

本学イブニングコースの初年度納入金は71万円となっており、これは本学1部の6割程度の経済負担となっています。また、文部科学省の「平成23年度学生初年度納付金調査結果」によると、私立大学の初年度納入金は約131万4千円、公立大学の地域内進学者は約76万8千円、国公立大学は約81万7千円とされており、これらと比較しても、本学イブニングコースの学費が低く設定されていることがわかると思います。さらに、本学独自の奨学金も設けておりますので、さまざまな経済事情を想定して学生一人ひとりの学びをサポートしています。

昼間部と比較して、施設・設備や就職サポート制度の充実度はどうですか?

イブニングコースはすべての学部・学科において白山キャンパス(東京都文京区)で学んでいます。白山キャンパス内には多数の充実した施設・設備があり、それらを昼間部と同様に自由に使用することが可能になっています。例えば膨大な蔵書と学習スペースを備えた3フロアを占める図書館、“新しい知”の創造をコンセプトに最新機器を備えるPC教室など、学びを深めるための最適な環境が整えられています。

学生支援の面でも、昼間部と比べても何の遜色もありません。イブニングコースでは1部と同様に1年次から自分の将来を見据え、夢や目標の実現のために充実した大学生活を送ることができるように「キャリア形成支援プログラム」を実施しています。このプログラムは学年ごとに段階的にキャリア意識を醸成できるように構成されているのが特徴で、1〜2年次は「気づき」「思索・行動」として、オリジナルテキストを用いて学生生活の過ごし方や業界・企業について考えを深めていきます。ガイダンスやマナー講座、学内説明会などを実施してインターンシップへの参加を促すほか、卒業生による働くことに関する講演会「仕事フォーラム」の開催など、さまざまなプログラムを用意しています。

キャリア形成支援プログラム

3〜4年次には就学や進学といった進路について学ぶ「進路ガイダンス」や実際の就職活動を想定した面接や就職試験対策を実施します。そのほかにも「業界企業研究セミナー」や「内定者報告会」なども行うことで、学生一人ひとりに合わせた就職活動に取り組むことができます。個別に見ていくと、3年次には就職活動の本格化に向けてビジネスマナーや筆記試験対策、就職活動の具体的な取り組み方について支援を行い、4年次の進路決定まできめ細やかなサポートを継続することが可能です。もちろん学生が自主的に常設のパソコンで企業情報を収集したり、オンラインでの職業適性テストの受験、本学に寄せられる求人票の閲覧などもできます。

それでは、最後にイブニングコースの魅力を教えてください。

経営学部経営学科4年 佐藤統さん

やはりこれまでのお話の中でもありましたように、昼間部で学ぶことの違いがある意味「学費」と「時間」だけとも言える充実ぶりにあると思います。また夜間に学ぶことのメリットとして、学生の多様性があると思います。さまざまな社会経験者が集まる本学のイブニングコースでは、それぞれが目標に沿った学習に取り組んでいます。例えば、教員を目指す学生と学校経営について興味を持つ学生が、教育についてそれぞれの視点から意見を交わすことで幅広い視点から学ぶことができます。異なるバックグラウンドを持つ学生同士が同じ時間を共有することで、多様な価値観や考え方に触れながら成長していくことができるのも夜間での学習ならではと言えるでしょう。本学イブニングコースで「夕方から学ぶ」ことが「あらゆる人に教育の機会を」もたらす有効な手段の一つだと自負しています。