「つくる」から「持続的発展をめざす」工学へ。〜サステイナブル工学を追究する、次世代型工学部〜[東京工科大学]|大学Times

「つくる」から「持続的発展をめざす」工学へ。〜サステイナブル工学を追究する、次世代型工学部〜[東京工科大学]

東京工科大学(学校法人片柳学園)が手掛ける次なる仕掛けは、社会が持続的に発展していくための次世代型「工学部」の新設である。サステイナブル工学の追究という、まったく新しい概念を擁し、地球環境や社会に与える負荷を極力軽減するとともに、持続的発展が可能な社会をめざす。大量生産・大量消費・大量破棄の旧来の工学から、「地球環境」「経済社会性」「人間生活」を視野に入れ、新しい発想を身につけたエンジニアの育成に注目が集まる。

1.2015年4月、新しいコンセプトの工学部を新設

次世代型工学部の必要性

2015年4月、新しいコンセプトの工学部を新設(届出書類提出中)

時代に応えるかたちで、教育・研究を進化させてきた東京工科大学。2015年4月には、これまでの工学技術とはまったく異なるコンセプトを携えた新しい工学部を新設する。持続的発展を可能にするサステイナブル工学の概念は、人と経済、また環境にやさしい工学として、待ち望まれていた。

従来の工学教育をベースとしながらも、持続的な発展を前提とした新しい技術の開発をめざしている。機械工学科、電気電子工学科、応用化学科の3学科を設置し、何よりも特徴的なのは、全学科共通の「サステイナブル工学教育」と「コーオプ教育」の導入である。

教育の特色

学科共通のサステイナブル工学教育

新しい考えに基づく工学部では、サステイナブル工学(持続的発展を可能にする技術)の教育が大きな柱となる。これは、20世紀型の大量生産・大量消費・大量破棄による資源・エネルギーの枯渇や環境問題に対応すべく、利便性や効率性・経済性を重視し追求してきた従前の工学から、サステイナブル工学の概念のもと地球環境、経済社会性、人間生活という広い視野で技術を捉える。そうすることにより、原材料の調達、製造、消費、再利用・廃棄にいたるライフサイクル全体を考慮したトータルな設計・評価が実現可能となるのだ。

つまり、「自然・環境」と「人間・生活」、「産業・経済」とがお互い補完し合うことによって、ヒトと環境にやさしく、かつ最大限の経済効果を実現させる学問がサステイナブル工学である。同大工学部では環境共生、生活支援、知的情報の技術と、それらを結びつける資源環境、低炭素、サステイナブルマネジメントなどを突き詰めることで、サステイナブル社会の実現をめざす。

2015年4月、新しいコンセプトの工学部を新設(届出書類提出中)

コーオプ教育

コーオプ教育(Cooperative Education)とは、2年次後期から3年次前期に、全学生が産学連携による学内外での約8週間にわたる就業体験を行うカリキュラムである。大学と受け入れ先が共同で設定した実習プログラムを体験することにより、大学で学んだ知識・技術の意義や課題を、実際の就業現場で発見することができる。サステイナブル工学教育と並び、工学部のもう一方の柱となる。

コーオプ教育で培った「実践力」、そして「問題解決力」、「文章表現力」、「プレゼンテーション力」を身につけた、世界に通用する21世紀型の技術者養成に期待は高まる。こうしたプログラムにより、学生の勉学意欲の増進、就業力の強化が見込まれている。

世界で活躍するエンジニアの育成

産業のグローバル化が進む中で、次世代を担うエンジニアには国際的センスや教 養、実践的な語学力が求められている。サステイナブルエ学の知識や技術、またコーオプ教育での体験と、それらをグローバルな視点でアウトプットするための英語力は必須。基礎英語のスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングをはじめ、ビジネス英語、工学英語などの“実学”的な英語力を学び、身につけることができるのは頼もしい。

2.デザイン学部に工業デザインコースを新設

新たなステージとしての工業デザインコース

工業デザインコースで学べる内容

さらに注目すべきは、デザイン学部に2015年4月に新設となる工業デザインコースである。工業デザインコースは、空間デザイン専攻・工業デザイン専攻の2つから成り、具体的なデザインの企画・提案を多数体験しながら、デザイン能力やプロジェクトに必要なさまざまなスキルを養い、総合的にプランニングできる力の修得をめざす。

工業デザイン専攻では、プロダクトデザイン、つまり機器・家具・雑貨など、毎日の生活に必要な各種製品デザインを学ぶ。プロダクト(製品)は人が使うことで価値が生まれるが、人に使ってもらい評価されるデザインを生み出すためには、人々の生活の営みについて考察し、大勢の人の視点と嗜好を理解したうえでデザインに取り組むことが最も重要である。

そのために、人の暮らしに役立つ生活用品をベースに、設計から製品化までを総合的に学び、コンセプトの設定やプレゼンテーション能力を養うだけでなく、未来を見据えたデザイン能力を身につけることを目的としている。
「人とモノ」との新しい接点に着目し、今までにない未来型思考の人材育成に期待はふくらむ。

社会と産業に貢献するデザイン学部

2015年4月、新しいコンセプトの工学部を新設(届出書類提出中)

デザイン学部では、人々の生活の質的向上を実現するためのデザイン思考と、それを実現するためのスキルを学び、問題解決につながる創造的な提案を追求しながら、社会と産業に貢献する人材を育成する。

美意識を育む感性演習と、ディジタルを中心としたスキル演習を融合させたユニークな教育のもと、「チーム力」「集中力」「提案力」「実現力」「取材力」「発想力」の6つの力をベースとした問題解決力を培い、実社会に向けて羽ばたいている。