グローバル教育×グローバル入試特集【東京外国語大学】|大学Times

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大学Times Vol.21(2016年7月発行)

グローバル教育とグローバル入試の実際とは

【東京外国語大学】
東京外国語大学1・2年次必修の「世界教養プログラム」で
グローバル時代に生きる国際人としての教養を身につける

東京外国語大学

東京外国語大学では、言語文化学部、国際社会学部のいずれに入学した学生も全員が必修科目として1・2年次に「世界教養プログラム」という幅広いグローバル教育科目群を受講し、グローバル時代に生きる一市民、一職業人として基礎的な教養を学ぶ。その過程で、3年次以降、2つの学部に設けられたそれぞれ3つずつのコースから自分が進むべき方向を探る仕組みになっている。

東京外国語大学に設置された2つの学部には、それぞれ、言語文化学部には「言語・情報コース」「グローバルコミュニケーションコース」「総合文化コース」、国際社会学部には「地域社会研究コース」「現代世界論コース」「国際関係コース」の3つずつのコースが用意されている。こうした専門分野に進む前に全学生が共通して受講するのが「世界教養プログラム」だ。これが東外大生の基盤作りの中核をなすグローバル教育である。

世界教養プログラムは、大きく以下の4つに分けられる。
①入学時に選択した言語・地域に応じた「地域言語科目」「地域基礎科目」
②基礎学力を養う「基礎リテラシー」「基礎演習」
③地域社会に生きる一市民としての教養を身につける「世界教養科目」
④言語を学ぶ「GLIP英語科目」「教養外国語科目」

②と③はいわゆる一般教養科目とほぼ同じものだが、①の地域言語科目、地域基礎科目、④のGLIP英語科目の3つは東外大におけるグローバル教育を特徴づけるものだ。それぞれ詳しく紹介する。

地域言語科目、地域基礎科目:
28言語14地域の専門的な教育プログラム

地域言語科目では日本語を含めて28の言語を、地域基礎科目では日本を含めて14の地域を扱う専門的な教育プログラムが用意されている。

■28言語

英語、ドイツ語、ポーランド語、チェコ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ウズベク語、モンゴル語、日本語、中国語、朝鮮語、インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語、タイ語、ラオス語、ベトナム語、カンボジア語、ビルマ語、ウルドゥー語、ヒンディー語、ベンガル語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語

■14地域

北西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、西南ヨーロッパ、ロシア、北アメリカ、ラテンアメリカ、日本、東アジア、中央アジア、東南アジア、南アジア、西アジア・北アフリカ、アフリカ、オセアニア

地域言語科目も、地域基礎科目も、入試時に言語文化学部で選択した言語や、国際社会学部で選択した地域に対応する専門の言語、地域について学ぶ。

GLIP英語科目
4つのカテゴリーで英語運用能力を向上

GLIPとは「Global Linkage Initiative Program(グローバル人材育成言語教育プログラム)」の略で、グローバル化が進む現代国際社会で求められる職業人を育成するためのプログラムの総称。GLIP英語科目はその一部で、Interactive English、Academic English、Career English、Intensive Englishの4つのカテゴリーが用意され、ステップアップしながら大学レベルの英語力を身につけられるように構成されている。ようするに新入生に対する英語の特訓プログラムである。

①Interactive English

少人数・能力別のきめ細かい授業で、高校レベルの英語力を大学レベルに引き上げる。英語による発信力を養うProduc- tion科目と、分析的・批判的に理解する力を養うReception科目がある。

②Academic English

多彩な授業の中から、目的に応じて選択履修が可能。運用能力を学術レベルまで高めるSkill-based科目と、専門的な内容の英語を学ぶTheme-based科目がある。

③Career English

ビジネス現場に則した実践的な内容の科目。ビジネスの場面に関連したタスクで実践力を鍛えるTask-based科目と総合力を養うProject-based科目がある。

④Interactive English

夏・冬学期中に英語の4技能を集中的に訓練するために、能力別クラス編成で1日2コマ×週2回×3?4週の授業を集中的に行う「Summer/Winter Interactive English」がある。

また、英語学習支援センター(English Learning Center:ELC)が個人のニーズにあわせた自立学習をサポートし、スピーキングプログラム、ライティングプログラム、e-Learningプログラム、多読多聴ライブラリーを提供している。