【グローバル人材育成と大学の動向】国際感覚を身につけた小学校教員の養成に力を入れている 関西外国語大学|大学Times

【グローバル人材育成と大学の動向】国際感覚を身につけた小学校教員の養成に力を入れている 関西外国語大学

文部科学省ではグローバル社会に対応するべく、2011年度より小学校5、6年生対象に「外国語活動」を必修化しているが、今後2020年度をめどに正式教科化、また3年生からの取り組み開始が発表された。
今後、ますます英語も教えることができる小学校教員の養成が急務となるだろう。

外大では日本初
英語が使える小学校教員養成

関西外大では、2013年4月、英語キャリア学部に新たに小学校教員コースを設置した。

グローバル化、多文化共生社会の到来で、小学校でも異文化、多文化を知るための取り組みとして「外国語活動」の必修化がスタート。小学校英語は、2008年度から「外国語活動」として5、6年生を対象に始まり、2011年度に必修化となった。さらに、2020年までには、開始時期を小学校3年生に前倒しするという方針も固まっている。

それに伴い小学校教員も、英語教育はもとより、外国人講師と学校との意思疎通をスムーズにする役割を担うなど、英語力が必要とされてきている。

次世代を担う子どもたちの国際人育成をめざし、関西外大はこれまでも英語の教員養成に積極的に取り組んできた。教職課程を履修する学生には、到達しなければならない学内成績やTOEFLRの得点を設定するなどして、質の高い英語教員を養成している。また、在学中は学校教育ボランティアやインターンシップへの積極的な参加を勧めている。こうした取り組みの成果として、毎年数多くの教員を輩出し、全国トップクラスの実績を生み出している。

関西外国語大学

1学年30名の少人数で全員が教員免許を取得

関西外国語大学

定員は1学年30名とし、「少人数教育」を徹底。教科の指導だけでなく、学生の悩みや不安を解消するための個別相談や、学生生活全般にいたるまで、4年間にわたり一人ひとりへきめ細かな指導を行う。大学を卒業するためには、130単位の修得に加え「小学校教諭一種免許状」の取得が必要となる。

小学校教員コースの学生たちが学んでいるキャンパスは国際的な雰囲気と活気に満ちあふれており、年間約650名(世界40ヶ国)の外国人留学生を受け入れている。外国人留学生と交流するプログラムも多数準備されており、学生相互による国際交流が盛んに行われている。こうしたグローバルな教育環境の下で、多文化共生社会に対応した豊かな国際感覚が身につく。

さらに関西外大には、教員をめざしている学生を専門に指導・支援する「教職教育センター」がある。教職教育センターは、教員養成に関わる支援のほか、教育委員会や小・中・高等学校と連携して教育現場が抱える課題を研究し、教育全般の推進に貢献していくことを目的としている。

2012年7月には、小学校教員コースの拠点ともなるICC(インターナショナル・コミュニケーション・センター)が完成(写真下)。教員をめざす学生をサポートするだけでなく、地域向けプログラムなどを通じて、学生と留学生、地域の子どもたちなどが共に学び交流を育む教育空間として活用される。

急速に進むグローバル化に向け、関西外大は、独自の国際交流ネットワークと教育プログラムをベースに、これからの時代にふさわしい国際感覚の豊かな小学校教員を養成していく。

小学校教員コースで養成する人物像